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*21*
〜ミッション2パート4〜
レストランからバイクを借りている零がしばらく走っていると、巨大な管制塔の様な施設が見えた。そこがこのミッションの出前先である国際宇宙ステーションだ。
零「ここが国際宇宙ステーション!?すごーい。」
建物の高さに驚く零。ここはコピアス運河を始めとする宇宙内の安全を管理する施設だ。彼女は入り口にあるインターホンを押す。
(ピンポーン)
ステーションの役員「はい。」
零「こんにちはー。三河屋でーす。じゃなかった、bistro saucerの出前をお持ちにあがりました。」
ステーションの役員「はい。今入り口を開けますね。」
零からのインターホンに出たステーションの役員は出前を届けに来た事を聞くと、入り口のロックを解除し、彼女を中に入れる。
零「おまちどおさまです。」
ステーションの役員「ご苦労様です。これはお礼にお受け取りください。」
零「まいどありがとうございまーす。」
出前を届け終わった零は役員からお礼を受け取るとバイクに乗ってレストランに戻った。
出前完了 残り69人前
同じ頃出前を届けに向かっているヲタク大王だったが、どういう訳だか裏人格がバイクを運転していた。
ヲタク大王(裏人格)「オラー!どけどけー!出前が届けらんねーぞー!」
裏人格のヲタク大王はかなりのスピードを出してバイクを運転するが、それを見かねた表人格のヲタク大王が仲裁に入った。
ヲタク大王「通行宇宙人ビビらせてんじゃねーよコラ。」
ヲタク大王(裏人格)「表の俺様何すんだよ。俺様が代わりにバイクを運転すればスムーズに出前が済むかもしれないってのに。」
ヲタク大王「今回戦闘ミッションは一切無いんだから大人しくしてろ!じゃないと鉄人・マスハン・クレハン呼ぶぞ。」
ヲタク大王(裏人格)「うっ…。わっ分かったよ。」
裏人格にとって弱点とも言える存在を言った途端に彼は大人しくなり、表人格のヲタク大王がまた改めて出前を届けに向かった。
その後、ミッション1で手に入ったものやREFLEC BEATマーケットで買い揃えた食材セットを持った逃走者が続々と、レストランに行き、出前を届けに向かう。特に乗り物をレンタルしている逃走者の勢いはすさまじく、何往復をしてはお礼にもらった食材でまた新たな料理を作っていく。
しら「おまちどおさまー。」
つみき(Troyさんの)「ありがとうございましたー。」
ヴィオラ「まいどどうもー。」
まりん「お待たせしましたー。」
歩「出来上がりー。」
ルイージ(しらさんの)「行ってきまーす。」
のび太「おいしそう…。」
リノン「(じゅるり…。)」
セクトラル「こらこら。」
たくさんの逃走者が手伝いに来てくれた事に見習いシェフの3人は始めは戸惑っていたが、必死に出前を届けに行く姿を見て、嬉しく思っていた。その様子は厨房の奥で休んでいた三ツ星シェフの目にも留まる。
三ツ星シェフ「ありがとう…。本当に…。」
こうして70人前あった出前の量が、45人前に減った。しかし、これはあくまで逃走中。出前の際も気を抜いてはいけない…。
矢部「出前も届け終わってまた新しい食材が手に入ったでやんす。パワプロ君には負けてられないでやんす。」
1つ出前を届け終わり、レストランに戻る矢部だったが向かった先には…。
ハンター「…。」
ハンターの姿があった。彼は自らハンターのいる場所に近づいている事に気づいていない…。そして…。
ハンター「…!」
見つかった…。
矢部「えっ!?」
いつも野球で走るトレーニングをしている彼でも至近距離でハンターに気づかれては振り切る術もない。よって逃走不可能…。
ポン
102:26 矢部確保 残り28人
矢部「この食材は無駄になったって事でやんすか?がっかりでやんす…。」
出前をする時も油断は禁物だ…。
ピピピピ
パワプロ君「『矢部確保。』矢部君が捕まった!?」
ミッションはどうなる…?
(続く)
確保者の一言
矢部「逃げ切ったらガンダーロボグッツを買おうと思ってたのに悔しいでやんす…。」
一言
矢部は乗り物を借りていません