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逃走中〜銀河の星のスペースカーニバル〜(完)
作者: MAHOKO ◆lcN4ygzIuM  (総ページ数: 100ページ)
関連タグ: 逃走中 
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〜ミッション2パート7〜

その後も皆が協力して出前を運び、残りの出前の数が20人前を切った。逃走者達はラストスパートをかけて必死で出前を届ける。このミッションでは多く出前を届けた上位5人には、レストランから報酬として逃走に役立つアイテムとパセリポイントがもらえる。果たしてアイテムを手に入れるのは誰なのか…?

しら「出前はあと少しで終わるんだよね?早く済ませてしまわないと…ん?」

出前に向かう途中で、しらは一件の薬屋を見つけた。

しら「三ツ星シェフは確か高熱を出して倒れたんだよね…?有り金は十分あるから行ってみよう。」

REFLEC BEATマーケットで食材セットの代金を消費したものの、パセリポイントはまだ余裕があるため、高熱で倒れている三ツ星シェフのために風邪薬を買う事にした。

店内BGM:ふしぎなくすり

薬屋の店員「いらっしゃい。」

しら「風邪薬を1つもらえませんか?」

薬屋の店員「ありがとうございます。700Pです。」

しら:2500P→1800P

薬屋の店員「まいどー。」

しら「出前から戻ったらシェフに飲ませてあげよう。」

しらは風邪薬を見ながらまた改めて出前を届けに向かった。

マリオ(セクトラルさんの)「お待ちどう。」

カジカ「お待たせしましたー。」

銀時「行ってくる。」

黒子「急ぎましょう。」

時間は刻一刻と過ぎ、ついに全ての出前が国際宇宙ステーションの役員全員に行き渡った。今現在残っている26人の逃走者達は皆一列に並び、ミッションの結果が発表されるのを待っていた。

ヲタク大王「いっぱい届けられたし、自信はある。」

たまちゃん「みんなどれくらい届けたのかな…?」

リュート「ところで、パワプロ君の姿が変わっているのは何で?」

カービィ「ちょっと色々あって…。」

パワプロ君「アハハ…。」

レストラン内にて緊張の渦が巻き起こる中、ついに結果が発表される。

私「発表します。1位は…。」

(ドコドコドコ)←ドラミングの音

零「お願い…。」

(ドン)

私「1位は…。しらさんです!」

全員「えーっ!?」

しら「僕が…1位…?」

1位の獲得者が予想外の逃走者だった事に、周りは一時騒然となる。

当麻(ヲタク大王さんの)「ちょっと待て!しらさんは俺達より遅れてレストランに来ていたし、乗り物も借りてないから、条件は圧倒的に悪いはずのに、なんでだよ!?」

零「確かに…。一番最初にレストランに着いたのは私だよ。おまけにバイクも借りたし…。」

確かにしらはミッション1をやっていないため、レストランに来るタイミングは遅く、乗り物レンタルをしていなかった。その条件を踏まえてなぜ彼が1位を取れたのか、これは何かの間違いではないかと誰もが思っていた。しかし、作者は動じる事なく理由を説明する。

私「こちらへ。」

作者が指示を出すと、厨房から三ツ星シェフが現れた。高熱だった彼の様態はすっかり良くなり、動ける体になっていた。

逃走者全員「三ツ星シェフ!?」

見習いシェフ3人「先生!」

私「ミッションをやるのが本題だったけど、これはオマケとして取り入れたの。目の前のミッションを成功させるのも大事だけど、人としての行動も大切だって事をね。」

しら「(ハッ!)」

セクトラル「そういえば、しらさん途中、キッチンの奥の部屋に入って行ったような…。」

〜しらの回想〜

しら「シェフ、大丈夫ですか?さっき出前を届ける時に薬屋さんを見つけたので、風邪薬を買って来ました。これできっと良くなりますよ。」

三ツ星シェフ「おお、ありがとう。わざわざすまないねー。出前の料理を代わりに作ってくれるだけでなく、薬まで買ってきてくれたなんて。」

しら「いえいえ。シェフも早く薬を飲んでゆっくり休んでください。」

〜回想終了〜

まりん「私達、ずっとミッションの事だけを考えてた…。」

しましま「しらさんが一番になる理由も分かるよ。」

作者からの話を聞いて、しらが1位になる事に他の逃走者達は納得したようだった。

以下順位と報酬の説明

1位:しら 景品:ハンター探知機・パセリポイント2500P

2位:ヲタク大王 景品:フリーズボール2個・パセリポイント2000P

3位:零 景品:無敵サングラス2個・パセリポイント1500P

4位:当麻 景品:駿足ジュース・パセリポイント1000P

5位:みさえ 景品:SAVEワッペン・パセリポイント500P

参加賞:パセリポイント300P

三ツ星シェフ「本当にお世話かけました。お話をうかがったところ、皆さんはこれからまた逃走中というゲームにお戻りになるそうですね。お礼に私達がそれまでに腕によりをかけて打ち上げ用のご馳走をたくさん作ります。あなた達も手伝ってくれますか?」

見習いシェフ「はい!先生!」

歩「三ツ星シェフの料理だって!楽しみだね!まりん!」

まりん「うん!」

リノン「ご馳走…。(じゅるり)」

私「補足ですけど、ミッションが終わったのでもう、乗り物は使えませんよ。」

乗り物を借りていた逃走者「あっ…。」

そう、ミッションが終了したため乗り物のレンタルはもう行えなくなるのだ。

両津「自転車に乗って逃げらんねーのか。」

零「もうバイクに乗れないなんて寂しいな…。まあルールだから仕方ないよね。」

ヲタク大王「アイテムとバイト代ももらったし、残りのミッションも気を引き締めて頑張ろう。」

ミッションが終了し、逃走者達はレストランを出てまたそれぞれの場所に向かう。そんな彼らを三ツ星シェフと、3人の見習いシェフは笑顔で見送ったのだった…。

(続く)

おまけ

アイテムの説明

ハンター探知機:ハンターのいる場所を特定出来る。ただし、効き目は10分間のみ。

フリーズボール:20分間ハンターの動きを止める事が出来る

無敵サングラス:5分間ハンターに確保されなくなる。

駿足ジュース:30分間足がソニック並みに速くなる。

SAVEワッペン:ハンターによる確保を1度だけ無効に出来る。

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