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*63*
〜ミッション4パート4〜
ステージの付近にいるヲタク大王・セクトラル・黒子・まりん・のび太・たまえ・リノン・メタナイト・リュート・パワプロ君は、背の高い作者やキャラ達が、スタッフの気を引いている隙に、身長がわずかしかないパワプロ君とメタナイトが控え室の中に忍び込むという作戦をと立てた。果たして作戦は成功するのか・・・?
たまえ「すみません。」
ヲタク大王「あのー俺達、訳があって、控え室にどうしても入らなきゃいけないんですよ。」
スタッフA(ステラ)「だから何度も言っているだろう。関係者以外は入れないって。」
リノン「そこをなんとかお願いしたいのだが。」
パワプロ君「今だ。行こう、メタナイト。」
メタナイト「ああ。」
別の場所で待機していたパワプロ君とメタナイトは作者やキャラ達が、スタッフと話している隙を見て、控え室への侵入を試みる。スタッフ達は話し相手である作者達との会話に集中しており、2人の侵入に気付いていない。
メタナイト「よし、中に入るぞ。」
パワプロ君「うん。」
控え室の入り口の前までたどり着き、2人はドアを開けようとする。だが・・・。
警備員「そこで何をしているんだ?」
パワプロ君「あっ・・・。」
警備員に見つかってしまった。この作戦は失敗してしまったと悟ったパワプロ君とメタナイトはこの場を離れ、スタッフと話をしている逃走者達にメールを送る。
ピピピピ
『作戦失敗。警備員に見つかった。』
まりん「えっ、失敗しちゃったの!?」
黒子(零さんの)「仕方ありませんね。一旦退散しましょう。」
控え室の内部まであと一歩までと迫ったものの、警備員に見つかってしまい、作戦は失敗に終わった。スタッフと話をしていた逃走者達もまた一度この場をな離れる。
パワプロ君「みんな、ごめん。」
メタナイト「まさかあんな死角から警備員が現れるとは・・・。」
リュート「そんなに謝る必要ないよ。2人だけの責任じゃないから。」
作戦は失敗に終わり、先にステージに着いていた逃走者達は途方に暮れていた。
その頃カニ子と行動を共にしているカジカは、噴水広場の辺りを進んでいた。彼は、彼女がミッション成功の重要なカギを握っている事に気付いていない・・・。
カジカ「確かこの広場の近くにステージがあったはず。もう少しだから安心して。」
カニ子「ありがとう。」
ミッションが終了するまであと10分を切っており、カジカは、何としてでもカニ子をステージまで送り届けたいという一心でひたすら前に進んで行く。2・3分ほど経つと、彼らの目の前に巨大なステージが見えた。
カジカ「見えたよ。急ごう、カニ子ちゃん。」
カニ子「うん!」
目的地が見えた2人はステージに向かって走り出す。その様子は先にステージに着いていた逃走者達の目に留まる。
まりん「あれってカジカ君じゃない!」
セクトラル「なんか女の子を連れてるみたいだけど、誰だろう。」
カジカとカニ子がステージに向かって来ているのに気付いたスタッフの1人が声を上げる。
スタッフB(シリウス)「あれは!」
スタッフC(ルル)「カニ子ちゃん!」
カニ子「スタッフさん!」
カジカのおかげで無事にステージに行く事が出来たカニ子はスタッフに寄り添う。
カニ子「この人が案内してくれたの!」
カニ子とスタッフが合流したのをよそにカジカは控え室の中に入る。
カジカ「これがミッションのレバーだね。それっ!」
カジカは勢い良くハンターボックスの隣にあるレバーを押す。すると、無数の鎖がハンターボックスの周りを囲み、完全に閉鎖された。
ミッションクリア
ピピピピ
しら「『カジカの活躍によりハンターボックスは封鎖され、ハンター放出はまぬがれた。』良かったー。」
パワプロ君「控え室に入る時に女の子を連れてたよね?つまりあの子がいないとクリアする事が出来なかったって訳なの?」
メタナイト「そういう事みたいだな。」
ミッションをクリアする条件がある人物を連れて来るという事に、ミッションに挑んだ逃走者達は絶句していた。一方のカジカは・・・。
警備員「ありがとう。」
カジカ「どういたしまして。カニ子ちゃんの役に立てたみたいで良かったよ。」
人助けが報われたのを嬉しく思っていた。
(続く)