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らくだい魔女と空色の城 【完結致しました!】
作者: ドロシー  (総ページ数: 27ページ)
関連タグ: らくだい魔女 オリキャラ 
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10~ 20~

*12*

(10)理由
「それってどう言うこと?」
「はぁ馬鹿だなぁフウカは、要するに王族のものだけが
出られるよう魔法がかかってるってことだよ」
「なるほど!ってまた馬鹿って言ったわね、馬鹿って言ったほうが
馬鹿なのよ!」 
今度は私たち2人のけんかが始まろうとした時
キースに「まぁ落ち着いて二人とも」と止められた
そのしぐさに一瞬ドキッとしたが「う、うん」といって
何とかごまかしたそのとき
「ちっ」と誰かの舌打ちの音がしたが私は気にしなかった
そんなことは気にせずにレインたちは説明を続けた
「チトセ君のいった通りでね、森には魔法がかかっているの、
ま、誰が何のためにかけたかは分からないけどね」
「まって、一番大事なこと私たちきいてないよ!なんでクラウンは
迷いの森に行ったの?」
「それは・・・」
2人とも悲しそうな顔をした後こう言ったの
「クラウンは薬草を取りにいったんだ・・・父(様)の病気を
治すためにね」 
「まってよ!薬草なら買えばいいことでしょ!」
「それじゃだめだったんだ・・迷いの森にしか生えてない
薬草だったから」
「えっまってその後クラウンは帰って来なかったんだよね
じゃあお父さんはどうなったの?」
「クラウンが行ってから3日たったら亡くなってしまったんだ」
その言葉を聞き初めて2人のことが理解できた気がした
そしてなぜ城から物音ひとつしなかったのかも・・・
第10話終了

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