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素直になれなくて
作者: 冠座士  (総ページ数: 15ページ)
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10~

*11*



 = ば〜ん が〜い へ〜ん =

 体育の授業(リク視点)前篇


「今日は、バスケットボールをしま〜す。
 準備を協力してやったら、試合をしてください。
 細かいことは、バスケ部よろしく!」

先生は、チャイム音と同時に支持を出したあと
めんどくさいことをバスケ部に押し付け
逃げるように去って行った。

「は〜い。では、先生はほっといて・・・」

バスケ部が仕切りだし
ちゃくちゃくと準備が進んでいく。

「試合をします。Aチーム、Bチームは出てきてください」

リクはBチームに入っていたので、コートの中に入る。

「楽しもうゼ!」

同じチームにいたシュンが、声をかけてきた。
リクも同じ気持ちだったから、力を入れて

「うん!」

と、うなずいた。

「並んでくださ〜い」

審判の声に従うと、先にAチームが並んでいた。
リクは、敵チームのメンバーに目を向けた。

そこまで、強い人はいない・・・。いや、いた。

リクが気に留めたのは、ヒカルとヒロシだった。

ヒカルはサッカー部だが、運動神経がよく
スポーツなら、何でもできてしまう。
ヒロシは、そこまで運動神経がいいわけではないが
ヒカルといきがぴったりと合わせることができる。

考えているうちに、試合が始まっていた。


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