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【銀魂】運命のワンダーランド
作者: シルバー  (総ページ数: 4ページ)
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*3*

第3訓  そして世界は赤色に染まる
村を出るとなれば、自分はどこに行こう?
こんな身なりなら誰だっておびえる。
それなら、戦場へ行こう。
「自分は、鬼か。人間か。」
そう言い聞かせ、戦場へ歩き始めた。



「知ってる。最近、鬼が出たそうよ!」
「まあ怖い、世の中も物騒になったわね。」
「先生。」
「どうしたんですか、晋助。」
「鬼が出るって本当なんですか?」
そういったのは、まだ幼い高杉晋助だったのであった。
「大丈夫ですよ。鬼はいません。先生、ちょっと寄るところがあるので
晋助、先に帰って今日は遅れるといっておいてくださいな。」
「・・・・はい。」
晋助にそう言い、松陽はどこか行ってしまった。




戦場では今日も戦があった。きっと明日もあるだろう。
どうして戦うのか。どうして、殺しあうのか、自分にはわからなかった。
「はあ。飯。メシ。そんなこと考えたって無駄。・・・
オッおにぎりあった。いただきます!」
  パク    パク
          ごっくん
「屍を食らう鬼と聞いてきてみれば、もしかして君がそう?」
ビク       ザっ
               ぺロ
「またずいぶんとかわいい鬼がいたもんですね。」





ここで銀時は夢から覚めた。
「はっ。夢か。」
「銀ちゃん!!新八!銀ちゃん目覚ましたネ。」
「ほんと。」
ドタバタドタバタ
「俺は・・・」
「銀さん。もう2日間も寝てたんですから。心配しましたよ!」
「ほんとアル!たくさんの人が心配して来てくれたネ。」
「そうか・・・。ごめん。」
なんで、今頃あんな夢を見たのかはわからねえ。だが・・・
「新八。神楽。いきてーところがあるから、出かけるぞー。」
「「えっ!!はい!!すぐに、準備します。」するネ」
思い出した、今日は先生の命日だってことを。




(先生、俺はまだそっちに行かないが待っててくれよな。)
         ・・・・・・
(先生あの世で元気に暮らしてください)



「いつも違う道を歩いてきちまったからこそ今がある。かっ」
そう一言誰も聞かれないようつぶやき原チャリを走らせた。
「「しゅっぱーつ!!」」


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