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私の涙が止まるまで
作者: 君奈  (総ページ数: 8ページ)
関連タグ:  友情 家族 短編 
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*2*

《1》

...あれ、私、何で病院のベッドに?

「あぁ、目が覚めたか、明日花ちゃん。」

お医者さんと看護師さん居るし。

「あのっ、何で私が病院に居るんですか?」

「...交通事故にあってしまったの。」

看護師さんはお医者さんを見ながら言う。
え。_咲姉ちゃんは?父さんは?母さんは?

「...家族は無事ですか?」

事故にあったなら居るはずだし。

「明日花ちゃんの家族は_ 」

「守れなかった。」

それってつまり、いなくなったってこと?
私の顔が涙でぐっしゃぐしゃになった。

「明日花ちゃんは明日で退院だから。夕食の時間に呼びにいくね。」

そう言って2人はいなくなった。
それと入れ替わりで楓と、他数名のクラスメイトがやって来た。

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