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銀魂〜始まりは突然に〜完結しました(むりやり)
作者: 栗おこわ  (総ページ数: 10ページ)
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*2*

第三訓  テンション管理を大切に


「う、うわあああ!すっげえ!」
なんと、入らせてくれた。鬼の副長なのか、これが?
「あの、ありがとうございます」
「いいってことよ」
と、タバコをふかす

「おい、トシ!誰だ?そいつぁ」
「ああ、見学者だ」
と、向こうからゴリラがやって来た
「ん?ゴリラじゃないな、あれ…。喋ってるし」
よーーく見てみると…
「!!あ、あの人は!?」
パラパラと、また手帳をめくる
「やっぱりだ!」
バッと指をその人に向けて、言った
「近藤勲さん!」
そう、近藤勲。真選組の局長という、立派な侍の、鏡のような方である
「ど、どうも!僕、侍というものが知りたくて、江戸に来たんです!」
「侍…ねえ」
近藤さんは、うーむ、と考えて言った
「侍…なのかな」
「は?」
思わず、すっとんきょうな声を出してしまった。
「いや、なあ。トシ」
「いや、ふるなよ」
「あの、どういう…」
「侍ってな、なんだろうな」
「?そりゃ、あなた方のような…」
「ちょっと違うと思うんだ。そうだな…そうだ、あそこに行けばいいんじゃねえか?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「侍」のいるところに、案内して頂いた
「こ、ここが…?」

「万事屋銀ちゃん」と描かれた大きな看板。下には「スナックお登勢」
「こんな所に、居るのか?その…近藤さんの言う、侍は」
半信半疑で、尋ねてみる


「こんにちはー。「侍」さんいますかー?」



    つづく

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