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銀魂〜始まりは突然に〜完結しました(むりやり)
作者: 栗おこわ (総ページ数: 10ページ)
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作者: 栗おこわ (総ページ数: 10ページ)
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*3*
第四訓 第一印象はあてにならない。って、アレ?本誌にあったよーな
がららら、と、今にも壊れそうな扉が開いた
「何ですか?お客さん?」
眼鏡をかけた地味な印象の男子が出てきた
「あ、いえ。。。その、「侍」がいるとお聞きしまして…」
同年代位だったが、思わず敬語になる
「侍?」
眼鏡クンは、少し考えた後、イキナリ「アハハハ」と笑い出した
(なんだコイツ、頭おかしい)
とか、失礼な事を思っていると
「いやー、照れるなぁ。僕がそんなに有名な侍になっていただなんて」
と、照れながらいった。
(…この人じゃ、なさそう…)
「いや、その、他にいませんか?」
「え?いますけど…。アレはちょっと侍と言っていいのか…」
苦笑いする眼鏡クンの後ろから、可愛らしいチャイナ服を着た女の子が
やって来た。
「新八ぃ。銀ちゃんがいないヨ」
「あ、はいはい。ちょっと待っててね」
と言って、女の子を返した
「あの、今の子は?」
「えっとですね」
「―関係なくないッスか?」
「へ」
「イキナリ何なんスか。侍とか言って。神楽ちゃんに興味持って。
変質者ですか?」
「いやいやいや、ちょっと待ってくださいな」
「言い訳無用!」
「いや、あんたおかしい!なんかおかしい!」
慌てて咎めるが、「変質者!×3」の繰り返しだ
「あーっ、もう!僕はそんな類ではありません!」
キッパリと言ってみた。
すると
「そっか…スミマセン、疑ったりして」
「や、やっと分かってくれましたか」
ホッと息を撫で下ろしたのもつかの間、さっきの女の子が
「うおおおおおお!変質者ァァァ!!」
「!?」
「アチョー!」
と、いかにもな掛け声と共に、僕をぶん殴った
「か、神楽ちゃん!」
ああ…もう、帰ろうかな?
つづく
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