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魔天使マテリアル  〜光と闇のはざま〜
作者: 鈴華 ◆/TjNqr.tYA  (総ページ数: 27ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル マテマテ 
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10~ 20~

*16*



.憎しみたちの衝突.

誰もが、短剣を片手にした瞬間、壁が砕け散る。
その中心に立っていたのは、ユウヤ。

「第3ゲーム、開始する」

ユウヤの声を合図として、仲間を傷つけ合うマテリアルたち。
サーヤは、青ざめていた。
(怖い・・・。自殺なんて考え、甘かった・・・)
そんなサーヤをめがけて、志穂が突進してくる。
「死ねっ!!忌み子!!」
サーヤは、立ちつくしたまま・・・

(いやっ!!)

「光よ、万物を弾く盾となれ」

「・・・レ・・・イ、ヤ・・・く・・・ん」
「サーヤ、大丈夫か!?」
「う、うん・・・平気」

「・・・やっぱり死んじゃった方がいいのかも・・・」

「サーヤ、まさか・・・」
レイヤの心が揺れる。

「サーヤ・・・ごめん」

「光よ、闇に飲まれし心に、一条の光を」

レイヤは、呟くように唱え・・・ーーーー

ーーーーサーヤの胸に剣を突き刺した。ーーーー


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