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*2*
第一章「空想」
「白い糸って、見えるのかしら?」
玲美は頭に浮かんだ疑問を口に出した。
「えぇ!?玲美、本当に白い糸があると信じてるの!?」
現実主義の彩葉が私の疑問を否定する。彼女は赤い糸すら信じてないのだから、こうなるとは想定してた。
今日は真夏の暑い日。夏休みの4日前という何とも言えない普通の日だ。
「あると思っちゃダメなわけ?」
「いや、そんなことじゃないんだけど・・・、あったら玲美はどう思うの?」
「普通に怖いなと思うよ。でもさ、もしその相手が異性で、恋をしたら面白いと思わない?」
「また玲美の空想が始まった〜!もう、あるわけないじゃない!相手が誰すらわからないのに!」
「でも、もしその白い糸が見える能力を授かったとしたら・・・!」
「はぁ・・・、呆れたわ。」
「まぁまぁ、そんなこと言わずに!ハハハ!」
玲美が笑っていたのはこの時だけだった。これが現実になるなど、誰が知っていただろうか。
続く
>>アドルフさんコメントありがとうございます!そうですね、白い糸本当にあったらどれだけ怖いか・・・。作者である私まで怖くなりますww!これからもホラーラブ略してホララブな物語を書きますので、乞うご期待!
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