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*16*
〜人間になったバラ そのおまけ〜
あれからバラは庭に移された。
コタロウはあのときフラワー蜂と約束して、ローズの命であったバラを育てていた。
コタロウ「………フラワー蜂」
フラワー蜂「なんですか?」
コタロウ「あのさ、ローズが帰ってくるなら……」
フラワー蜂「そうですね……ローズ様が帰ってくればみんなにも活気がでるはずなんですがね」
今、ローズがいなくなったことで、みんなはいつものようにしていられなかった。
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街にて
さよりん「劇場で、笑おうと?」
ちあき「もっとセレブに買い物よ」
みさき「チアダンスのステージ」
フラワー蜂「だまらっしゃい!」
コタロウ「バラ………」
さよりん「金のバラならここに!」
ちあき「ひとんちのとってくるな!いつの間に……」
みさき「大変ね……まあ、ローズが居ないから……」
?「………誰か……」
みんな「ん?」
?「あなた達……あったことある……?」
座っていた女の子は、間違いなくローズ。
ローズ「コタロウに、みんな!」
コタロウ「え?なんでローズが……」
ローズ「あのね、コタロウが一生懸命バラを育ててくれたから、人間になれたの!本当の!しかもバラがなくても生活できるの!」
良かった、ローズ。
越知「帰ってきてくれた……」
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