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*48*
「…波香、準備はできた?」
「うん。バッチリだよ!」
しずくと波香はランドセルを背負い、外へ出た。
「しずくちゃん、波香ちゃん。おはよう!」
そこで待っていたのは紗綾、黎夜、志穂。
―――もう、一人じゃない
毎日、仲間が隣りにいてくれる
たくさんの幸せを、ありがとう
★ ★ ★
誰でも、自分の心のうちに秘めたものはあるでしょう
誰でも、悲しみを心に秘めているでしょう
たとえ、すべてを話すことができないとしても
あなたの気持ちを悟ってくれる仲間がきっと近くにいるはず
我慢しないで 信頼できる仲間はきっと分かってくれる
大丈夫 あなたは一人じゃない
どこかに 自分でも気付かないところにいるかもしれません
そして、あなたも他人を思いやる気持ちを忘れないで
そうすればきっと、あなたも救われる
我慢しずに、涙を流してもいい
本音を漏らしてもいい
―――涙のしずくは、あなたを強くするのです
―――終わり―――
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