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*114*
「ソラッ!!リクッ!!カイリッ!!何処!?」
だが、返事はかえって来ない。
かえって来るはずがない。
その時、
ビュッΣ
「わっ!!…?これって、ソラの……」
そう、ソラのホーリーランスだった。飛んで来た方向を見てみると、
まだキラキラと、光が舞っていた。
「こっち…?」
飛んで来た方向に進んで行くと、カイリを抱えたソラがいた。
「ソラッ!!」
「うっ……くっ………」
ソラの顔色はやや青白くなり、唇も薄い紫色になってきていた。
ールリィの城 ルリィの部屋ー
「ゲホッ!!ゲホッ!!ゴホッ!!……はぁっはぁっ」
「大丈夫?」
「とは、言い難いけどな。」
ソラが周りを見回しながら言う。
「ねぇ、リクは?」
「それが…居ないんだ」
「えっ?」
あり得ない。
そう言うしかなかった
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