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*33*
21話
今日は、平凡のはずだった
暇つぶしに聞いてたラジオから、
‘本・・・zつ・・・こ・・・の・・・・島・・・は
・・・・終わります’なーんて、聞くまではね
「え・・嘘でしょ・・・シャチ!!ペンギン!!い・・
今の聞いた?」
「ああ」
「うん」
どうしよう・・・ローが島にいるのに・・
落ち着かなきゃ・・・でもどうすれば・・
『ねぇ、言わなきゃいけないこと、ありますよね?』
誰なの?
『そんなことは、今はどうでもいいんです。
とにかく行ってあげてください!!』
ふと、窓の外を見ると鳥に覆われて空が視えない
「シャチ!!ローを探しに行ってくる!!
べポ!!ログはもうたまってるから、すぐ出行出来るようにして!!」
「おい、r・・・行ッちまった」
「とにかく出向準備!!」
『あなたも、生き残りたいでしょう?あの人たちとともに』
当たり前!!
『!!とにかく走って下さい。私が指示を出します』
必死に人の波をかき分けて進んでいく。
何を根拠に、この声を信じえるのか、分かんない
自分自身の声だから、だと思う
『あの丘を、20秒で・・・早く!早く!!
疑わないで・・・とにかく走ってください!!』
交差点、広場は大渋滞老若男女は関係ない
「押すな!!」「殴るなよ!!」「おぎゃぁぁぁ」
「!」
怒濤やら、赤ん坊の鳴き声
「おぉ・・・神のご加護を・・・」「うわわん!!お母さん!!」
祈る神父。泣き出す少女・・・・
幾度となく足が止まりそうになる
『!止まってはだめ!!急いで!!早く!』
ただ1人目指すのは、真逆の方向・・・・
あの丘の向こうへと
『後、12分しかありません!!早く』
このまま全部消えちゃう前に・・・伝えたいんだ!!
悲鳴合唱を、波打つようによけて、よけて・・・
涙目になる10秒。疑いたいでも誰がどうやっても
終わりがない人類賛歌
『あ、後1分です!!駆け抜けて!!』
その言葉なんか聞こえないくらいに、自分でも驚くように早く走っていた
あの、丘だ・・・!!すぐにつく!!後もう少し!!
「『ロー!!待っていて!!/待っててください!!』」
もう目の前に