完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ワンピース<火拳の姉は、九尾って呼ばれてます>
作者: rionn  (総ページ数: 115ページ)
関連タグ: ワンピース エース ロー 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~

*62*

50話

『 僕がずっと前から思ってる事を話そうか

友達に戻れたらこれ以上はもう望まないさ

君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ

嘘つきの僕が吐いたはんたいことばの愛のうた

今日はこっちの地方はどしゃぶりの晴天でした

昨日もずっと暇で一日満喫してました

別に君のことなんて考えてなんかいないさ

いやでもちょっと本当は考えてたかもなんて

メリーゴーランドみたいに回る

僕の頭ん中はもうグルグルさ

この両手から零れそうなほど

君に貰った愛はどこに捨てよう?

使い捨ての自分なんて僕は

要らないよ

僕がずっと前から思ってる事を話そうか

姿は見えないのに言葉だけ見えちゃってるんだ

僕が知らないことがあるだけで気が狂いそうだ

ぶら下がった感情が 綺麗なのか汚いのか

僕にはまだわからず捨てる宛てもないんだ

言葉の裏の裏が見えるまで待つからさ

待つくらいならいいじゃないか

進む君 と 止まった僕の

縮まらない隙を何で埋めよう?

まだ素直に言葉に出来ない僕は

天性の弱虫さ

この両手から零れそうなほど

君に渡す愛を誰に譲ろう?

そんなんどこにも宛てがあるわけないだろ

まだ待つよ

もういいかい』

まさか、な・・・・

包装してある、小箱を開けると、シルバーのチェーンネックレスだった

裏にはIch liebe dich Iaw と掘られていた

意味は、ロー大好き

すべてを理解した俺は、視界がゆがんで床にシミを作った

それは、どうやら両目からこぼれ落ちてる涙のようだった

サクラだったら、こんな気持ちには絶対慣れない

ルナだから、ルナだからこそこんな気持ちになる

でも、後悔したってもう意味もない。

ルナはこの船にいないし、それに理由はよく分からないが

サクラと付き合ってる・・・ルナは

もう戻ってこない。また辛くなってきたでも

俺は、もっと辛いことを、思いを刺してしまった

キャプテンとして、幼なじみ(?)として、最低だ

61 < 62 > 63