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ワンピース<火拳の姉は、九尾って呼ばれてます>
作者: rionn  (総ページ数: 115ページ)
関連タグ: ワンピース エース ロー 
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53話

「あ、キャプテン!大丈夫ですか?」

サクラか・・・俺はさっきコーヒー飲んで

「いきなり倒れたから、びっくりしたんですよ?!」

あれ?「もう、いきなり倒れたら心配するでしょ?!バカロー!!」

こいつは?誰なんだ?

「とにかく、今日は休んでくださいね?」

何ぜこんなに、思い出せない記憶があるのだろうと、考えていた

どうにも覚えてない。何度も何度も思い出そうとするけど

思い出せない。かすかにあるように思える顔

「私は―−よろしくね」

いったい、誰なんだ?結局考えていてその晩は一睡もしなかった

それを知れば、お前は笑うだろうな。

すごく自分にとって大切な人のはずなのに、誰だかわからない

でも、なぜだかもう会えないような気がする

考えていたらいつの間にか朝になっていた。

朝食をとりに食堂へ向かった。

その時も、ずっとその人のことを考えていた

もしかしたら、誰か知ってるかもと聞いたが、口をそろえて

あんな奴はほっといた方がいいと言う

「あれ、今日は早起きだね!」そんな言葉が聞こえて気がして

後ろを振り返ったが誰もいない。

部屋に戻り医学書を開くものの、何かを試しているようで

結局、ベットの上で変な感情ばかりが募って、一人描いていた

記憶のある時まで巻き戻ればいいのになぁ

何日たっても、答えは出ない。当然思い出せるわけでもないわけで

炎天下に澄んだ甲板で、その人は笑って何かを言った

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