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*12*
最後の話です。
最終話 〜皆の食事 私の食事〜
人は食べたり飲んだりすることで、動いたり働いたりすることが出来る
んだって・・・。
「だから、食べ物は残さずに最後まで食べなくちゃいけないのよ!?」
───4歳の時───
私は普通の子と比べたら、好き嫌いが多くてわがままな子供で、親もさぞかし、手を焼いたことと思う。
人参嫌い! トマト嫌い! ピーマン嫌い! 野菜は嫌い!
毎日お母さんの作ってくれるご飯には、野菜がたっぷり!
だから私は毎日残していた。
ある日、私はある方法を思いついた。
お母さんの目を図って、こっそり捨てる・・・という考え。
まだ良し悪しもろくに分かんない、4歳の少女。
さらりとやってしまった。
そしてお母さんにバレた。
「何やってんの!? (怒)」
お母さんは私の頬にビンタをした。
私は泣いた。
自分が悪いとは、微塵も思わずに只管泣いた。
誰か私の味方はいないのかと・・・。
勿論、だれも手を差し伸べてくれなかった。
そして、私の目の前でも一人の少年が泣いている。
私は手を差し伸べなかった────
【温かい食卓 END】
ありがとうございました!
これからも宜しくお願いします!
byてるてる522
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