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『短編』 ~温かい食卓~ 
作者: てるてる522  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: コメディ 短編 食事時間 
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10~

*12*

最後の話です。


最終話 〜皆の食事 私の食事〜


人は食べたり飲んだりすることで、動いたり働いたりすることが出来る
んだって・・・。


「だから、食べ物は残さずに最後まで食べなくちゃいけないのよ!?」



───4歳の時───

私は普通の子と比べたら、好き嫌いが多くてわがままな子供で、親もさぞかし、手を焼いたことと思う。


人参嫌い! トマト嫌い! ピーマン嫌い! 野菜は嫌い!


毎日お母さんの作ってくれるご飯には、野菜がたっぷり!


だから私は毎日残していた。


ある日、私はある方法を思いついた。


お母さんの目を図って、こっそり捨てる・・・という考え。



まだ良し悪しもろくに分かんない、4歳の少女。



さらりとやってしまった。




そしてお母さんにバレた。


「何やってんの!? (怒)」


お母さんは私の頬にビンタをした。


私は泣いた。




自分が悪いとは、微塵も思わずに只管泣いた。


誰か私の味方はいないのかと・・・。



勿論、だれも手を差し伸べてくれなかった。









そして、私の目の前でも一人の少年が泣いている。


私は手を差し伸べなかった────


【温かい食卓 END】


ありがとうございました!

これからも宜しくお願いします!


byてるてる522

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