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『短編』 ~温かい食卓~ 
作者: てるてる522  (総ページ数: 13ページ)
関連タグ: コメディ 短編 食事時間 
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10~

*10*



第11話 〜星空の下で働いているおじさんの奥さんの食事〜

「まだかしら・・・。」

1分ごとに同じ言葉を繰り返してるのは、自分でも分かってるがやっぱり言ってしまう。

毎日、私は旦那の帰りを待っている。


この家は、子供がいないから旦那が職場へ言ってしまったら、本当に私一人になってしまう。

旦那の帰りが遅くて、子供と一緒にご飯を食べて寝ちゃう人もいるみたいだけど、私は待っている。

どんなに遅くたって、ずっと待ってるから・・・。


今日は何処で、工事をしてるんだろう。

・・・言ってなかったけど、私の旦那は工事現場で働いている。

町とかでは、“工事のおじさん”って言うんだと思う。

私も結婚する前までは、適当に通り過ぎていたけど、結婚してから分かったことがある。


工事のおじさんたちは、こんなにも私たちの生活のために働いてくれてたんだ!

よく観ると、危険で危なそうな工事もやってる・・・。

毎日、朝から晩まで働きっぱなしか。

体、壊したりとかしないのかな・・・。

体の健康も考えてこれからは、食事のメニューを考えなくちゃね!!


いろいろな発見があった。

まだまだ、家事とかにも慣れていなかった私を支えてくれてたんだからね!

今では、約8年間を共に過ごしてきたけれど、気持ちは前と変わってない・・・。

いい意味でね♪


思いに耽っていたら、あっという間に時間が経った。

そろそろ準備をしなくちゃね♪

今日もどこかの現場で、あなたは星空の下・・・、働いているんだろうか。

帰ってきたら、一緒にご飯を食べましょうね!!!


【〜星空の下で働いているおじさんの奥さんの食事〜 終わり】



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