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*3*
ハニフレ ダイジェスト
これは
蜂蜜なわたしと
爽やかな俺の
そして取り巻く仲間たちとの
――物語。
ハニー×フレッシュ!
「――俺、桜井爽太。きみの名前は?」
「わっ、わたし……心優! 蜂田心優です!」
――わたしの名前は蜂田心優。天然だとよく言われる、新中学一年の女の子です。
入学式、晴れてわたしは一年生――になる前に、いわゆるイケメンな男の子・桜井爽太くんと出逢ったの。
その名の通り爽やかで、明るくて……わたしは爽太くんの全てが好き!
新鮮味と爽やかな風を、わたしに届けてくれるもの。
――俺の名前は桜井爽太。イケメンの部類に入るらしい、新中学一年生。
入学式、俺は一人の女の子と出逢った。
彼女の名前は蜂田心優。どこかおっとりしてる女の子。
誰にでも優しくて、ちょっと鈍感で、俺は彼女の全てが好きになっていく。
蜂蜜のような甘い恋を、運んでくれる彼女の全て。
――わたし、爽太くんと一緒になれて嬉しい。
蜂田心優 はちたみゆう
「本当!? ありがとう!」
「わたし……ちょっとわかんないなあ……」
「は、はいっ! 答えは――」
――アハハッ。やっぱり心優先輩は面白いなあ。
桜井爽太 さくらいそうた
「大丈夫だって。変なこと言うなってば!」
「その、えの、あと、あれっ」
「へへっ……どお? 俺、カッコいい?」
――そ、その……心優お姉ちゃんは……僕の……!
茅根鈴 かやねりん
「あ……こんにちは。心優お姉ちゃん、今帰り?」
「もう、姉さんったら……!」
「えへへ、嬉しいな」
――キミたちが入学早々遅刻したと噂の二人か。
結城真白 ゆうきましろ
「心優って名前、変わってるよな」
「ひーじーりー? お前、生徒会室前でなにやってんだ?」
「……ホントは知的でもなんでもないよ」
――貴方のハートに狙い撃ちっ♪
木之下聖 きのしたひじり
「あ、真白ー! 一緒に帰ろ、ついでに心優さんも♪」
「ボク、あそこのジャンボ唐揚げ好きなんだー」
「人なんて要らない。消えればいいのにさ」
――心優、一緒に帰ってくれないか。
幸原零 ゆきはられい
「確かに俺は女性だが?」
「ユキ、袖にゴミがついている。……ちゃんとしろ、まったく」
「ふうん……ふん、気にいらない」
――これは、蜂蜜と爽やかの物語。
――これは、愉快な仲間たちとの物語。
――これは、
わたしと爽太くんの物語――。
心優・爽太「ハニー×フレッシュ!」