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優樹
作者: 優樹の青い花  (総ページ数: 6ページ)
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*3*

なぜか顔に黒い墨がついている。
「あなた、どうしたの......?」
「かっかわいい....!」
美由子を無視して、あかちゃんを見つめる幸也。
「あなた!!なによ、こんなに待たせといて。もう...」
ぷい、と横を向く。
「あ、ゴメン!でも、見てよこれ。」
「ジャジャーン」と言って幸也が取り出した、のは、書道用の半紙だった。
黒く、大きな字で、こう書いてあった。
           『優樹』

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