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ハロウィン☆パーティ
作者: 彩都  (総ページ数: 23ページ)
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10~ 20~

*7*

「ッハァ!?どういう事だよ!?僕が死ぬ!?ばかばかしいにも程がある!妖怪!?怪物!?なにそれまだ存在するの!?って、僕以外の乗客ならピエロさんもその類!?っていうか、僕はまだ生きたいから、降りさせてもらおう!」
一気にセリフを喋り、息を切らす、そして冷静に言った。
「ていう事は、ピエロさんが僕の目の前、公園にでも居たから、妖怪や怪物の概念は存在するのか…って意味分かんないし!何でピエロさんは僕の目の前や公園で見る事が出来るんだよ!?」
あーだこーだ言う友。
それに対し、溜息を吐くピエロ。
すると懐から、黒く光る銃口をおでこに当てる。
「黙れガキ」
甲高い声とは違い、まるでドスが効いた声、まるで脅しの声だ。
突きつけられた瞬間に黙った友。
銃なんて本物をおでこに付けられた事など有る訳無いので、少しドキドキする。
「あ…うあ…あ…」
「黙れ、良いか、友君が生き残るには『ハロウィン☆パーティ』で優勝したらいいんだ、黒い封筒の中身を見てご覧、『ハロウィン☆パーティ』について書かれている、ちゃんと読んでおいた方が良いよ、後、ニンゲンである事はバレてはいけないよ、本当に喰われるからね、生きるかバレて死ぬかどうする?」

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