完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

樹海のエアガール【完結Thank you!】
作者: シロマルJr.  (総ページ数: 4ページ)
関連タグ:
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

*3*

2.行方不明

気がつくと私は、自分の部屋にいた。
どうやら、あれから気を失ってしまっていたらしい。どういう状況だったんだっけ。
そうそう、私は屋上にいて、私の唯一の友達の凛花と話をして別れた後に、確かソラマメみたいな奴と会って、それからだと思う。そしてあいつは、
ーーやあ、元気?確かにそう言ったんだ。
あいつはなんだったんだろう。不思議な出来事だったけど、あいつは今ここにはいない。
ーー夢でも見ていたんだろうか?
うん、絶対そうだ。むしろ夢であってほしい。だって夢じゃないとおかしい。あれはどう見てもソラマメの化け物みたいな奴だったし・・・
「化け物じゃないよ!私はもっと可愛いよ!」
あ、ごめんごめん。確かにもう少し可愛かった気がした・・・え!?
・・・幻聴だろうか?あの時と全く同じ声が聞こえた気がしたんだけど。すると、
「おっマナミ、起きたか!良かった良かった」
目の前には、あの時と全く一緒のソラマメがいた。何か満足そうにこっち見てるし。
ーー夢であって欲しかった・・・。
「あっマナミ、起きたの?良かった心配したのよ?このソラマナちゃんが、あんたが学校で急に倒れたって言うから、ママ血相変えて学校行ったら、この子と凛花ちゃんがあんたを運んでくれて、助かったわ〜」
ソラマナ?ソラマメの名前だろうか?何でママはこの状況をすんなり受け入れているんだろう?凛花が私を運んだとママは言ったが、戻って来ていたのだろうか?私の頭に\\

2 < 3 > 4