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私と幽霊の君【完結】
作者: クッキーコロッケ  (総ページ数: 10ページ)
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*5*


五、時間

渚「お腹…減った」

食べようかな?
時間は八時半。さすがに、もうペコペコだ。
お母さんが一回、呼びに来たが、私は寝たフリをした。
その時には、もう京夜はいなかった。

渚「やっぱり幻覚か…」

ガチャ

京夜「う、渚…」
渚「…」
京夜「ご、ごめん、食っちゃった。美味しくて美味しくて…」
渚「…クスッ」
京夜「!」
渚「…わ、笑ってないから!」

私はリビングに向かった。
お父さんは、十二時に帰ってくるため、お母さんがお風呂に入っているとき、
普通に冷蔵庫から何かしら取れる。

渚「おにぎり…」

私はおにぎりを取って、すぐ部屋に戻った。

ガチャ

渚「頂きます…」
京夜「もうそろそろで、九時だな…」
渚「…うん」
京夜「…」

私はパク…パク…と食べる。
京夜は空を見てた。

渚「京夜…?」
京夜「…渚。伝えたいことがあるんだ。だから、日にちが変わるまで…
起きててくれ」

私は、その言葉に戸惑った。
返事をしてしまっていいのか…?

渚「あ、あ…」
母「渚、食べたのね…!お母さん、ちょっと飲み物買いに行くから」
渚「…うん」

私は時間を見た。
九時過ぎだった。
おにぎりを食べ、風呂場に向かった

next…

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