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恋彼2
作者: 黒蝶  (総ページ数: 2ページ)
関連タグ: 恋愛、学園、ホスト 
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*1*


「なんだ今のは、幻聴か!」

そう言うと仁は私から目を反らし背中を向けてしまった

「仁!聞いてよ。私仁が好きなんだって」

「わかったからもう言うな」

どうやら仕草から接するに照れているらしい

「それ以上言うと食っちまうぞ」

「え?」

どうやら本気で言っているらしい私はそれにどきっとしてしまった
仁はそう言うと私を後ろから抱きしめてきた

「仁?」

「だ」

「はい?」

「一回で聞け、由美が好きだ」

私の心臓はさらにどきどきしていた音がもう仁に聞かれるんじゃないかと思いながら
私はその言葉に驚いたと同時に安心して涙が出てきた

「良かったー嫌われてるんじゃないかと思ってた」

「俺が由美を?なんで?」

「だって無視とかしてたし」

「あれは、お前が無理とか言ってたからつい…」

「私好きっていったじゃん!」

「もう分かったから何回も言わなくていい!」

仁は顔を真っ赤にしていたつられて私の顔も真っ赤になっていた
言った言葉に今更ながら恥ずかしくなってきたのだ

「あははははは!」

「どうした?」

仁が今度は優しい表情を私に見せてきたそれにキュンとする私はおかしいんだろうか
仁の仕草に、声に、綺麗な表情に不覚にもどきっとしてしまうのだった
こんなにも愛しくて好きなのに、近くに居るのに
とても遠く感じるのはどうしてだろう私は不安だった
それは、彼の正体がホストだからだ平凡な私とは住む世界が違いすぎるよ
それでも一番近くに居たいのだ私は、彼が好きなのだ



つづく


由美と仁の距離が縮まった!
良かったおめでとう








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