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*2*
「こういう時だけ季節にあった行動するのって、どうなんだろうねぇ」
パソコンに打ち込んでいた文章を打ち終わると、座っている椅子にもたれかかる。キィ、と椅子が微かな音を立てた。
「しっかしまあ・・・」
小さく溜め息をつき、大きな窓から街を眺める。
「こんなイベントに参加するなんて、みんなヒマなんだねえ」
(帝人君は園原杏里と、正臣君は沙樹と一緒だし・・・・・・波江さんも愛しの弟君のところだ。新羅とセルティは相変わらずだろうし、ドタチンもいつもの奴らと居るはずだ)
そして立ち上がり、愛用のコートを羽織る。
「シズちゃんは目障りだけど、俺の愛する人間達に会いに行こうじゃないか」
(シズちゃんは・・・・・・)
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