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*4*
「えっ?!居ないよー」
ナナちゃんは恋愛の話になると火が付いた用に聞いてくるから控え目で行かないと・・・。
「合コンとかさー!誘おうか?!次の日曜日にさぁ・・」
「こら!そこ早く整列しなさい!」
琴先生に怒られた。ナナちゃんのせいだ。私のせいでもあるのか・・。
でも、本当に気になるのは何故集められたか・・・。
なんてことを考えていると、前の列が進みスムーズに体育館へと入ることが出来た。
「ねぇ!?あのイケメン教師2人誰〜!?ちょーイケメン!」
周りの女子がザワザワと先生達が並んでいる方を指さしている。
「うーん・・・。見えないなぁ・・・。」
身長が162cmの私は背伸びしてみるのがやっとだった。
「皆さん。今日から教育実習生として約4か月間夜桜学園の教師になってもらう先生が2人います。では、紹介いたしますのでステージに御登壇お願いいたします。」
「「はい。」」
2人の低くて柔らかい声が私の心を揺らした。
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