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名探偵コナン 謎の接続書 RIVEN
作者: 破壊神  (総ページ数: 9ページ)
関連タグ: MYSTの続編 アトラス ゲーン キャサリン ゲーム 混合作品 2次創作 
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*2*

 コナンが降りて来ると、平次が出迎えた。
「お~工藤。早かったな~」
「まあな。つうかコレジェットコースター並みだぜ。スッゲースピードでさ~」
「ハハハ。まあ、それ位は勘弁したろうや。それより工藤、ちょっとこっち来てみ」
「ああ? なんかあんのか?」
と、コナンが行くと、彼が見せたのは、なんの変哲もない壁に埋め込まれた球の様な物だった。
「これや?」
「ん~。ただの丸い球じゃねえか」
「触ってみ?」
「ん~?
コナンは不審に思いつつ触ると、その弾は回転と共に変な音と数字が出た。
「な、なんだ今の?」
「な、これちょっとミステリーじみてへんか」
「そこまでは行かねえけど、確かに何かの暗号ではあるな。え~っと……なあリール。お前筆記用具出す事は出来るか? シャーペンとできれば、A4サイズのノートが欲しいんだ。あ、後ショルダーバックを頼む。
「注文が多いな」
と言いつつ、リールは魔方陣からそれらを召喚した。
「こんな事までできたんかお前」
「出来て悪いか?」
「いやいや悪ないけどな。てか助かっとるし。なあ、もしもこの世界から出たら、俺んちけえへんか? ウマイチーズ食わしたるで」
「それは、あくまでこの世界から出られたらの話だろ?」
と、リールが言うと、平次は、
「まあ、それはそうやけどな」
と、苦笑しながら言った。
「とにかくここで言い合っていても仕方がない。先を急ぐぞ」
「お、おお」
と、変な形の洞窟の入り口にトンネルを見て、平次はもしやと思い、後ろを向くと、やっと意味が分かった。

なんと、それは壁と目の位置がぴったりはまった生物の形になっていたのだ。
「やっぱしか。おいリール。スマン。デジカメとか分かるか?」
「わかるがそれがどうした?」
「ちょっとあの写真撮っときたいんやけど」
「構わぬぞ」
と、彼はカメラを渡し、受け取った平次はすぐさまそれで写真を撮ってコナンに渡し、考えが分かったコナンは、その動物の裏に、その時見えた何か暗号を書いておいた。

そして、洞窟を抜けると、階段が上と下に別れていた。
「さて、どっちへ行くかやけど、工藤、お前どっち行きたい?」
「う~ん。俺としては、上だけとお前は?
「俺も上やな。まあ、下はどのみち来なアカン様な気がするしの~ほな、上で行こか」
「だな」
と、2人が上に行くと、そこにはつり橋があり、平次が先に渡ってから、コナンも渡った。

その途中に飛び回る鳥もいる、平和な世界が有った。
だが、少し目線を向けると、木が伐られた後がたくさん有った。

「こらかなりの数切ったみたいやな~」
「ああ。でもどうしてこんなに……」
「う~ん分からん事だらけやな~。あ、そう言えば工藤。お前確か、アトラスはんから日記みたいなもん貰っとったやろ?あれに何か書いてないか?」
「? ああ、これか。え~っと……コナンが読むのを平次とリールもコナンの見る日記を見るが、詳しい事は書いていなかった。
「詳しい事は何もなし……か」
「なら、俺等でなんとかするしかないな」
「で?どないするんや?」
「当然、この島から調べて行こうぜ」
と言うコナンの言葉に、平次も、「
賛成やな!」
と言った。

そして、2人は、ジャングルに続く入り口の木戸を押そうとした時、コナンが、扉のすぐ側にいる虫を見つけた。
「ん?なんでこいつ」
と触れてみると、
「ジ……ブ~~~ン」
と音を立ててどこかへ行ってしまった。
「どないした?工藤。行くで」
「あ、ああ」
と、平次が木戸を開けると、そこには、物見事なジャングルが広がっていた。
「すげえな」
「まあ、道は一本しかあらへんから大丈夫やろ。な、リール」
「何故俺にふる?」
「そらお前、もしもこんなとこに肉食獣なんかおったら……」
「ビババババ!!!」
「ギャアアアア!!!」
「お、おい服部……て……」
「はらほれひれ~~~~」
と、平次はモノの見事に焦げていた。
「これなら、心配はいらないだろ?」
と、リールは得意げに言って、階段を下り出すと、ようやく平次が正気に戻るが、さっきの電撃で、かなり機嫌が悪く、すぐさまリールの後を追ったのだが、またしても感電させられた。

そんなボケとツッコミに、コナンは1人置いてけぼりだった。

コナンが1人で降りて行き、何かないかとキョロキョロしていると、リールが何かを見つけた。
「おい、こっちだ。来い」
「ん?なんかあるのか?」
と、2人が道から離れた場所に行くと、リールが、
「見てみろ。これを」
と指さすと、
「あ、これ、確かこの島について見つけた球と同じ物……って事は、何かがと言うより、誰かがここに埋め込んだんだな。
「回してみんぞ」
「頼む」
と、平次がちょん、とそれに触るとボールが回転し、謎のマークが現れ、また変な音が聞こえた。
「何なんだ?この音。なんか、動物っぽかったけど」
「それがまだ謎やな」
「とにかく、ここから上に行くぞ」
と、完全にこの場は、リールにしきられてしまった。
平次は怒りを隠しながら、リールの後を追う。

そして、階段を上がった所で、また平次の肩に乗った。
「お前なんでそんなに俺の肩に乗りたがるんや?」
「特に意味はない。お前の肩の方が、より視点が高く見えるからだ」
「それやったら、工藤でもええんとちゃうんか?」
「彼では視点が狭すぎてダメだ」
「ホンマ。こだわる奴やの~」
と、平次が木戸を開けると、
何かの警戒音の様な物が聞こえ、2人が上を見ると、見張り台に誰かいるが、何もして来なっかった。

コナンはキックシューズで応戦するつもりでいたが、平次が止めた。
「大丈夫や工藤。あいつ等、俺等が何もせんかったら、攻撃してくる気はまずないやろ。とりあえず、今は、この先に行く事や。それで何か見つかるかもしれんしの」
「そうだな」
と、彼等が村の入り口の青い洞窟を見ていると、不意に平次が、ある壁画を見つけた。

それはまるで、神に地獄に落とされる人の図だった。
「気色悪い絵やの~」
すると、コナンが、村の近くまで来ると、村の人達が、バタバタと避難していくのが見えた。

恐らくさっきの警報で、皆が逃げた事は大体予想は着いた。
1人だけ、桟橋近くで遊んでいた子供がいたが、すぐさま親が引っ張って行った。

「村人がいないなら」
「事はやりやすいな。さて、まずは、この場でする事や」
と平次がキョロキョロしながら見ていると、崖の上の方に、まるでくっつけられた粘土の様な物が有った。
「あそこ……なんや?」

そしてコナンは、奥にある建物を気にしていた。

だが、今の状態では、何もできない。

とにかく2人は行ける所まで行ってみる事にした。

梯子を上がり、すぐそばに、1件の家が有ったので、ノッカーでノックしてみるとt、女が顔を出してたが、すぐに、引っ込んでしまった。
「ダメか。こうなったら、俺等でやるしかないわ」
「そうだな。でも……通りにくくないか服部」
と、コナンが少し嫌味っぽく言った。

有る所が少し道が狭くなっている為、コナンは余裕で通れるが、平次は少しつっかえてしまうが、どうにか通る事が出来た。

そして、奥の方に着くと、そこは広い場所で、色々な物が備えられており、昨晩ここで何か有ったらしく、燃え残った木と、お供え物がたくさん有り、それ以上に目を引いたのが、、丸い水中を走る車の様な物だった。
「おい工藤これ」
「ん? これ、潜水艦と言うより、潜水トロッコだな~」
と言いながら、彼は蓋を開けて中に入った。

それを見ると、前には横に向いたレバーとスライドするレバー。そして、右には太いレバーが有る。どうやらこれがこの動力の様だった。

「なるほど。そういう事かって……あちゃ~これじゃ俺が乗れね~!……ねえ平次兄ちゃん」
「はあ?」
と、平次が変な顔をした。この手の呼び方をするとなると、ろくな事になった事がないからだ。

やっぱり平次が座り、その上にコナンが座るとギリギリで乗れた。
「お前な~こんなややこしい事せんでも……」
「良いだろ別に~。まあ、俺はかまへんけどな~」

と言いつつ、2人は一旦外へ出る。

この潜水艦を下す為に。

「とりあえずや」
と、言いながら、平次はレバーを引くと、潜水艦ならぬ潜水車を下ろし、とりあえず、元来た道を戻り、下の階段に行く事になった。
そこで、リールが気付いた。
「待て! 何かいるぞ」
リールの声に、2人はそ~っと動き、ギリギリの所まで近づくと、そのうちの1頭が、まるで恐竜の様な声を出した。
「!この音。そうかこの生き物だったんだ」
と、コナンはさっきのメモに書き足した。

そして、しばらくその生物を観察して、しばらくすると、その生き物は、そこが飽きたのか、移動してしまった。

そして、コナンと平次は左右に分かれて、周囲に何かないか捜してみると、平次が、例の玉を見つけた。
「おい工藤。有ったで~」
「どんな感じだ?」
「いくで!」
と、彼がそれに触ると、まるでクジラの様な声がして、またあの謎の紋章が現れた。
またこれか……ん? 待てよ? 共通する物って言ったら□の中に入ってるって事だよな? これって何か意味があるんじゃねえか? 何か……」

と、コナンはぶつぶつ言いながら歩いていると、
「ゴン」
とヤシの木にぶつかり、これまたお約束のごとく実が降って来て、頭に当たった。
「痛って~」
これには平次は、苦笑しながら見ていた。
まさかここまで来て、こんなお約束をやる奴がいるとは思わなかったのだ。

そして、道に戻って進んでみると、ここにも監視塔らしき物が有ったが、誰もいなかった。
「よし、今の内に、ここを調べようぜ」
「やっぱそこは探偵のさがやな」
と、平次とコナンが梯子を下りると其処に、変な物が置いてある。

それは丸いシンクの様で、でこぼことしており、栓が付いており、またあの玉が有った
「なんだこれ?」
と、コナンがそれを回してみると、それはまさしくコナンがジャングルに入る前に見た、あの虫の音だった。
「あの虫の音だ。そして、また□。もしかしたら、□はガラで、中の文字が暗号なのか?」
とコナンが言っていると、平次は先に行ってしまった。
「お~い工藤~お前もこ~い」
「てか先に行くなよ服部~」
と言いながら、2人はさっきと同じように平次が下でコナンが上に乗った。
「さて……」
「水中探検出発~」
と、コナンが思いっきり腕を上げると、
「ゴン!」
と言う音がした。
「あ……」
「く~ど~」
「わ、悪い……」
「お前。完全に心も幼児化してへんか?」
と、怒りを隠しながら言うと、コナンが
「な、なんでだよ?」
と聞くと、
「今から謎の探検に行くのは確かにそうやけど、その年になったら言わんぞ普通」
と、平次に痛い所を付かれてしまった。
「悪かったよ~」
と、言いながら、その潜水車は、レールの上を走るが、何所もレールまで降り場が届いておらず、止めるのは不可能だ。

だが、平次はその答えを見つけていた。
「やっぱあそこに行くしかないな」
「あそこって」
「とっておきの場所や。工藤潜水車を反対に向けてくれ」
「お、おう」
コナンが180度潜水艇を向けると、もう一つだけ、線路が有った。
と、そこに着くと、すぐさま出られるように180度変えて起き、コナンがハッチを開けると、先に出て、平次が出ると、本当にそうだった。
「本当だ。ここだけ……どうして?」
「本丸は、あの崖に生えとるあれや」
「え?あそこまで 上るのか?」
「上らな何もならへんやろ? とにかく行くで」
「あ、ああ」
と、コナンも平次に続いて上って行くと、
少し狭い所に出るが、1つだけ収穫出来た事が有った。。それは3つの下を向いたレバーと2つの上を向いているレバーだった。
「これは……」
「工藤。俺、こっから見張っとるさかい、お前はそのレバーを全部上に向けてくれ」
「ああ」
と、コナンが言う通りにすると、やはり、他の場所が全ての発着場が使える様になった。
「よっしゃ!これでどこでも下りれんぞ~」
「それじゃあ、俺は、あそこに行きたいんだけ、良いか?」
「ん?ああ、あの建物か? ええで」

そして潜水車に戻った2人は、小屋に向かった。
「工藤、今度はその下にあるスライドバーを左にやってくれ」
「ああ。これだな」
と、コナンは、その通りにし、そして、ようやく彼等は、その場所に着くと降りて小屋を警戒しているが、なんの声も聞こえなかった。
「誰もおらんのか?」
「平次が扉に耳を当てようとすると、それが普通に開きに、平次は不格好に転ぶ羽目になってしまった。

中に入ると、本当に無人ではあるが、つい最近まで使われていたような痕跡がいくつか見つかった。
「つい最近まで使ってたみたいだけど……ん? なんだ? コレ。
「おーい服部、これ回してくれねえか?」
「ん?おおそれかいな。ええで」
と、平次がハンドルの付いた丸い鳥かごの様な物のハンドルを回すと、そこには、老人みたいな物を映した。

その老人が何を言っているかまでは、理解できなかった。

その時、後ろの方を調べていたコナンが、奇妙な装置らしき物を見つけた。
「ん? なんだ? これ」
と、コナンが見つけたのは、台座に輪っかが1つ有り、その上に口を開けた何かが有って、その上に、垂直に小さな棒があり、真ん中の四角い窓が有った。
「ん? なんか見つけたか? 工藤」
「服部、これを見てくれ」
と、コナンが動かすと、真ん中を見るとあるマークが現れて、そのわっかのある方が下がった。
それを見た平次はピンときた。
「工藤。これってまさか……」
「やってみるか」
「望む所や。で、勝った方が……」
「ゴン!」
とコナンのハンマーが飛んだ。
「それはキャサリンさんを救って、ゲーンを捕らえてからた!」
と言い、仕方なく、平次はゲームを受ける事にした。

そして、最後まで下に行った方が、下に有った魚に食べられた。

だが、これも無駄ではなかった。

なぜなら、この装置は、この世界の事も達に数字を教える物だったからだ」

急いで2人は船に乗ると、桟橋に潜水艦を止めて外に出ると、今度は森を通らずそのまま村の外へ出ると、次に行くべき場所は一か所だけだった。
「次はいよいよ」
「ああ。あそこやな」

と、2人は、その島を見据えていた、一体あの島にはなにが有るのだろうか?

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