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ドラえもん+オリジナル (あらすじ)
作者: 破壊神  (総ページ数: 26ページ)
関連タグ: 2次創作 ドラえもん+オリジナル 野比夫妻が空気 怒りと憎しみ ダークネスクイーン 砕かれた日常 
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10~ 20~

*16*

 そして、リフェレスと豊の闘いは始まった。
だが、元からこの世界に呼ばれたのではなく、巻き込まれただけの彼の力では、もうなんにもできないと、皆は思っていたが、理沙は知っている。彼が必死になって、理沙の魔導書をコッソリ読んでいた事を。
それは彼が、魔法力を闘いの為でなく、守りの為に欲していたからだ。

それでも、彼は一度だけ魔法を使った事が有ったが、コントロールがうまくできずにいた。

修行をしたいけど、魔法力がそんなにない為、どうにかしたいと本当に思っていたが、近くに魔法について学べる所を探すが見つからなかった。

一方のイルミは元から魔法力が凄く、その才能も有り、彼女にも頼めないしと、彼はホントに困っていた。

ラマースは、召喚力も増し、今ではドラゴン系列の物まで呼ぶことに成功していたのだ。

レミアは、剣術はすごく、剣の力だけで、魔王軍の半分をなぎ倒してしまった

一方の豊の方は劣勢に立たされており、アチコチが傷だらけだ。
「く、クソ~!!」
「ホーホホホ。たかが人間で大人なお前に何ができるのじゃ? もう降参した方が良いのではないか?」
と、バカにしてくる。
と、その時、魔法の杖が反応した。
理沙は遠くにいる為、パワーを送るのは無理だ。
「それではジ・エンドと行こうかの~」
「だ~れが、ジエンドだ――――――!!!」
と、彼は魔法力をそのまま流すが、そんな技が効くわけ等なかった。
「ホーホホ。いかんの~悪あがきは、今ので魔法力がかなり減ってしまったぞ? さあどうする? 人間よ。お前のその杖は飾りか? にしてはちと派手でではないか?」
「うるせえ! こいつは国王から貰った物だ。そんなにやすやすと手放せるか!?」
「ではそれを何に使う? な、何って、魔法を使う為に決まってるじゃねえか!」
「では聞くが、お主は一体どんな魔法が使えるというのじゃ? ならば今ここで出してみよ。お前さんのいう魔法を」
「う、うるせん! なんでお前に指図されなきゃいけねえだ!」
「おやおや? その口調からすると、魔法力が全然ないようだな。それでは皆の足を引っ張るだけじゃぞ! 今、この世界とお前達の世界は、滅びようとしておるそうじゃな~。さて、お前さんが魔法力を出して現実世界を守るか。はたまた、幻想世界が勝つかの正念場じゃぞ~」
と、彼はからかう様に言う」
するとそん時、宝形が少しずつではあるが、光り始めたが、豊は全然気づいていなかった。
自分に魔法力が宿り始めていた事に……

そして、皆と同様、火が何かの形になり、それが終わると、炎の字となった。
「! これは……唱えるってのか? こいつを……迷ってるばあいじゃねえ! 受けてみろ! サラマンダーバースト!!」
と、その宝石が光輝き、凄まじい炎となって、突き進み、途中から、ドラゴンの顔の様になると、口を開けて、彼を飲み込んだ。

だが、これで参る程の彼ではなかった。
豊はそれを知っていたのか、今度は、何故か、何をすれば良いのかわかった。
「不死鳥フェニックスよ。今こそ我に力を与えよ。邪悪なる者を消し去り、2つの世界の平穏を、取り戻す為に!!」
と言うと、またもや今度はオレンジ色に光った。
流石に、これはマズいと、そこから逃げようとするが、リフェレスの周りは炎だらけで、さっきから消そうとしているのだが、消えず、逆にこちらが押されつつあった。
「ば、バカな。何故魔法力のないはずの人間にこれ程のパワーが!?」
と言っていると、豊のパワーはすさまじく、今度はジャンプしてそのフェニックスのパワーをそのままその炎にぶつけると、これには、流石の彼もたまらず、消し飛んだ。

これを一部始終見ていた理沙は、目が点になった。

まさかこの短期間で、あんな巨大魔法を出すとは思わなかったのだ。

だが、彼の魔法力は使い切ったのが倒れてしまった。
「豊。大丈夫?」
「ああ。なんとかなった~てか、も~ダメ。うごけね~よ~」
「はあ~。後は私が何とかするから、あなたは休んでて」
と、回復魔法で疲れを傷を癒してくれた。
「スマネエな嬢ちゃん。あ~俺ってなさけね~」
「そんな事ないわ。魔王軍の1人をやっつけたんですもの」
「やれやれ。この杖のお陰だな。恐らくは」
「でも、守る為の力をって言ったシーンは素敵でした。あなたは攻撃ではなく、守り為のパワーを使ってくれた。本当にすごい事なのですよ」
「ヘヘヘ。あ~あ。こりゃしばらく動けそうにねえな~。てか、こんな状態じゃあ……」
と言っていると、そこを待っていたかの様に、凄まじい魔物の大群が現れた。
「やはり思った通り! 彼の力が尽きるのを待ってたのね!」
「足手まとい引っ込んでろ!」
「そうだそうだ!」
と、魔物たちは、理沙を襲おうとすると、彼女は、豊にバリアを張ると、魔法を使って戦いだすが、かなりの数だ。

ここから先へは一歩も行かせねえ! この先には、王と女王がになられた方がおられ場だ。お前達をここで足止めしておけとのご命令だ。sの為にゃ仲間達もあっちこっちにいるんだ! さあ宴の始まりだ~!!!」
と魔王の手下達が襲ってくると、理沙は冷静に魔法力で大半を片付けて行く。
「あいつから本をぱくっちまえ~」
「お~~~~~~!!!」
と、皆が来た時、
「理沙! 伏せてろ!!」
と、豊の声がして伏せると、凄まじい雷撃と共に、半分以上の手下がぶっ飛び、もう半分は余りの事に逃げ出そうとすると、理沙が留めをさした。
「豊。今のは、あなたが?」
「ああ。俺、魔法って特別な力かなってずっと思ってたんだ。そしたら、なんつうか、天使みたいな人が出て来て言ったんだ。
「あなたは優しい人。それを武器に闘いなさい。皆を守る為の力を与えます」
って言われて出したのが、さっきの雷撃ってわけだ」
「そうだったの」
「さ、行こうぜ! 急がねえと、本当にどっちの世界も滅んじまう!!」
「はい!」
と、2人は皆の元に急いでいると、
底へ大きな白い鳥が飛んできた。
「乗んな!」
「サンキューラマース」
「ありがとう」
「さっきの奴、凄いじゃないか。ありゃ火事場のなんとやらって奴に似てる。でも、それでもアンタは攻撃じゃなくて守る方に力を使いたいって願ったんだろ? だからだよ。だから天使は答えてくれたんだ。アンタの気持ちにね」
「多分な」
「私も……かな?」
「え? 私は体が弱いのに、最近では、なんともなくなってきています。これってどういう事なのかしら」
「さあな」
「! あれは」
と、皆が見てみると、そこには、戦う美穂がいた。
彼女はどうにか頑張っているが、かなりヤバイ感じになっていた。

パソコン部で体を鍛えてなかった所をつかれたのだ。
「チィ! 美穂がパソコン部だった所を付きやがったな!」
「助けなきゃ!」
「イヤ。それじゃダメだ。なんとか彼女の力で勝たせなきゃ。この戦いの意味がない」
「そうだ。俺達に出来るのは、祈る事だけだ。そして、あいつに力を貸してやる事だ!」
と、皆が見ていると、フラデリアは、鎧を脱いだ。
「あいつ、まさか!」
「本気モードでやる気満々なんだ!」
「俺は、女にも、容赦はしない!!」
と、彼が突っ込んで来ると、どうにかして美穂は逃げて反撃の体制に入るが、逃げるだけでも必死だった。
「フフフ俺をここまでさせた事は褒めてやろう。だが、お前はまだまだ修行が足らぬな。ならばせめてものなさけだ。俺の最大級のパワーで、あの世へ行け――――――――!!!」
と、手から炎を出したその時、豊が叫んだ。
「美穂。諦めるな! お前は確かにパソコン部の副部長カモしれねえけど、お前、凄い馬鹿力持ってるじゃねえか! あのパワーを出せ! お前のパワーはそんなもんじゃねえはずだろが~~~~~!!」
と、豊の言葉に、彼女は再び立ち上がる。
「そうよ。私はよく男の子を泣かしてて、クラスからも、馬鹿力呼ばわりされていた。でも、私はいじめられず楽しい毎日だった。友達だっている。そうだ。私は……!!」
と、彼女が立ち上がった時、武具にルーン文字が浮かびあがり、彼女のパワーが上がっていく。
フラデリアはそれを見た。
「ほ~。俺の技を消したと思ったらその態度か。まあ良いだろう。トコトンまで、オモチャ……に!?」
「ズゴーン!」
と、彼女の18番のハンマーが決まった。
しかもそのハンマーにもルーン文字が有った。

が、彼は既に気絶していた。
しかし、ここで見逃すわけにもいかず、倒すしかなかった。
「ここで終わりよ。ルーマズトエレーラー!!」
という呪文と共に、彼はブラックホールへ落ち、二度と上がって来られなくした。
「終わったわ。後は、レミアの方よ」
「その前に、その傷ナントカしなくちゃ。と、理沙が回復呪文で治してくれた。
「よっしゃ! 行こうぜ!」
「ちょっと待った。それなら、もうちょっと大きいのにしないとね」
と、ラマースはさっきより、大型のドラゴンを召喚すると、皆はそれに乗り、レミアの元へ急ぐと、こちらもこちらで凄い事になっていた。

なんと2人共が、互角以上の力で戦っていたのだ。

しかも2人共、かなりの力で、暗黒の剣も負けておらず、レミアの剣にもルーンの文字が浮き上がり、向こうも浮き上がっている。

まさに暗黒と光の闘いになっていた。
「すごい!」
「てかさ~。あの2人、なんか楽しそうにやってね?」
「それはそうよ」
「美穂?」
「私が何て一方的だったけど、レミアは違う。本当に剣士になりたくて、ずっと修行を続けていたんだもの。だから嬉しいのよ。自分と同じ、かそれ、それ以上の者と闘えるのが嬉しいのよ」
と、皆が見ている間、気づいていなかった。もう1人の剣士の存在を

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