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ドラえもん+オリジナル (あらすじ)
作者: 破壊神  (総ページ数: 26ページ)
関連タグ: 2次創作 ドラえもん+オリジナル 野比夫妻が空気 怒りと憎しみ ダークネスクイーン 砕かれた日常 
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10~ 20~

*2*

それはとある雨の日だった。
その日は、全ての小学校で行われていた、全国一斉学力テストが行われていた。

皆は必死になって問題を解いていく

でも、その中で、困っている生徒がいた。

彼の名は野比のび太。

いつもテストで0点ばかり取っている、この学校でも、一番出来の悪い生徒だった。

しかも親に言われた。

今度酷い点数を取れば、命はない物だと思えと脅されたのだ。

だが、彼はその恐怖と難しい問題とが重なり、もう恐怖でどうして良いか分からなかった。

そして、ついに終わりのチャイムが鳴ってしまった。

のび太は涙でいっぱいになりながら、教室から飛び出し、屋上へ出ると、
「あああああああああああああ」
と大声で泣きだした。

それを見たしずかは、すぐにのび太の後を追おうとしたが、友達が止める。
「ちょっとしずかちゃん! もうあんな子に近づいちゃダメよ! 誤解されるし、気持ちよくないでしょ? 言ってたじゃない。宿題の答えを聞きに来られて迷惑だったって。ね? もうあんな子とは、スッパリ絶交って言いなさい。それがあの子の為になるのよ。いつまでもお友達ごっこをしてちゃだめ! もうあの子の事は忘れなさい」
「でも……」
「あなたの優しさは、逆に彼をダメにしているのよ? それでも良いの?」
「そ、それは……」
「ほら! 私達も行ってあげるから、一緒に行って話しましょう」
「話すって何を?」
と言う前に友達はしずかを押して引っ張り、のび太のいる屋上へやって来ると、雨はやんでおり、良い天気になっていた。
「えっと、のび太さんは……あら? 何してるのかしら? あんな所で」
と、友達が近づくと、それは大きな魔方陣を書いていた。しかも、その上空には、黒いマントを着た、不気味な何かがいた。
「そうだ。野比のび太よ。この世の全てを破壊し、おのれの理想郷を気付きあげるのだ。成績とやらはその世界に必要ないのだ!」
「そうだ! 僕に、友達なんていない。いるとすれば、それはうわべだけの友達! 本当の友達なんていないんだ。もしもいたら、誰だっていうんだ!? しずかちゃんも所詮僕を、可哀そうだから仕方なく付き合っていただけだったんだ! もう誰も信じない。kの余を全て、ファンタジーの世界に変えてやるんだ!」
と、言ったその時、ついに魔法陣が完成した。
「出来た!」
「フフフフフよくできた。後はお前に新たなる名と、力、肉体をやろう」
そして、のび太は全てを憎み、叫んだ!」
「皆、皆! 全て! 消えてなくなれ――――――――!!!」
と叫んだ途端、のび太の体が黒い霧でおおわれ、のび太の中にある憎しみのパワーが増大し、姿が子供の体から、大人の体になり、
髪の毛も伸びて、皆とは、全く違う人間になってしまった。

そして、降り立つと、黒紫の服装に、黒いマントを付け、その顔は憎しみに満ちた目を持ち、長い髪を持っていた。

これが、長きにわたる戦いになる事に、誰も気付いていなかった。

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