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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 80ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 オリジナルゲーム 氷鬼 時空監理局編
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黒影、たくっちスノー、そしてメルが正座せられながら話をする
「………先に言いますと、貴方は何がしたかったんですか?」
「俺とexeはバレないようにゲームを進める、だってほら、Konakun氏みたいに普通にゲームやりに来た人もいるし」
「まさかハンターじゃなくて怪物に追われるとは思わなかったっすけど」
「諦めろ、それに関してはうちのゲームではどうしようもならん」
「普通にってのがどうしても出来なくてさー!ま、ロズムントや俺が事件運ぶ体質だしさー」
「神は神でも疫病神ですか貴方は………で、黒影さんは?」
「俺は監理局が来るまでは楽しむつもりだったよ、まさか石動やらボーマンやら時空犯罪者が来るとは思ってなかったけど」
「でも、楽しかっただろぉ?」
「石動はほぼ何もしてないだろ!!」
「で、肝心な自分とでち公に関して………って言いたいところだが、実は逃走者は元々自分と同じ考えのヤツらで占める予定だったんだよ、だがあっちのたくっちスノーの奴が………」
「そこまで露骨にしちゃ失礼だろって言っといたよ」
「だからあまり事情を知らんヤツも集めることにしたんだよ………ゲームを無事に済ませる為にもってな」
「揃いも揃って、逃走中をなんだと思ってるんですか………」
「少なくとも黒影は面白かったらなんでもいいバカだよ………」
「おう!拷問と殺戮以外ならなんでも楽しめると自負するぞ!あっ、愉悦系ならセーフだ!」
「威張って言うことかよ!………で、自分の目的だが、でち公の言った通りだ」
「国民を返してもらうってやつ?」
「たくっちスノーだって曲がりなりにもハグレ王国の国民だったから、理由を聞いたけどあの調子では………もう」
「量産型の元になっているオリジナルを探してんだが、凍結した奴を漁っても見つかんねぇときた」
「トップが元通りになれば監理局も大人しくなるかと思ったんでちが………」
「つーよりは、あのバカ共を黙らせるにゃ創設者を説得するしかねーよ」
「で、どうするつもりなんだ?リセットされて全てを無くしたたくっちスノーを元に戻す手段なんてあんのか?」
「あいつの感情や設定がプログラムに近いものな事は知らねぇよな?」
「あー、なんか未完成なマガイモノつってたからなぁ」
「プログラムみてーなもんだからたくっちスノーに限り記憶をリセットすることが出来た、ならバックアップしてやればいい」
「あんの!?バックアップが!?」
「それこそが自分だ」