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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 8ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 戦闘中 逃走中 ゼンカイif編 猿展開注意
*4*
「まず、女性は特別処置で盾を最初から装備しても構いません、要望があればバックシールドに変えますよ、後はリーダーお願いします」
「はいはい、ルール形式についてだが……バトルボールを各自装備、これは変わらない。」
「ボールを当てることが出来たら、その人に10万ジーカが電子マネー式で振り込まれる」
「50分間ゲームを行い、この振り込まれた額が多いやつがランキングで並べられる」
「3位は10分の1、2位は半分、1位は全額ゲット……まぁつまり、取り放題だ」
「気をつけて欲しいことは、『連続で同じ人間には当てられない』パターン防止だし、下手したらイジメになるからな」
「そして、現在の賞金額は基本的に自分のモノしか分からない、他者の金額が分かるのはトップ3のみ。」
「あっ、今『どうせ強い奴がトップ3総ナメするでしょ』って考えたでしょ」
たくっちスノーは紐を引っ張ると、扉の先からアンドロイド達がわらわらと歩いて来る。
戦闘中でハンターの代わりとして使われる『忍』だ。
それとは別の見た事ないものもある。
「なんか見たことないやつもあるんだけど」
「こいつは高月さんが新しく作った新アンドロイド『侍』だ」
「忍3体、侍3体……こいつらのみチームで活動する、あの人は『チーム月光』と呼んでたな」
「忍は今回から味方ではなく完全な敵として戦う、つーかお前らからすれば忍なんて要らないし却って足でまといだろ?」
「忍はボールで、侍は持っているバットで戦う、こいつらもお前らを倒すと賞金額が蓄積される」
「更に!忍、侍は相手を倒した時そのプレイヤーの賞金をリセット!……つまり、ゼロに戻す」
「そして………チーム月光がランキングトップ3のいずれかに入ってゲーム終了した場合……プレイヤー全員強制敗北!どんなに稼いだとしてもお前らは一銭も手に入らない」
「一応対策はある、忍もバトルボールを当てられると賞金額がリセットされる、あと30秒停止する」
「ただし侍は強固な甲冑に身を包んでいる、お前らがどんなに強くてもバトルボールは効かないようにしている、その分ボールを持てず近距離攻撃しか出来ないんだがな」
「ああ、あとエスケープなんてものは無くなりました……てか、これも要らないだろ?チマチマ逃げるほど弱き者なんていないし」
「興味本位でゴリラに喧嘩を打っておいて、腕の骨を折られてボコボコにされるみたいなバカな考えは避けたい気持ちもあるかもしれない、だが」
「お前ここをなんだと思ってんだ、『戦闘中』だぞ」
「逃走中とは違う、戦えもしない奴がこんな所に来るんじゃねえって話になる」