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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 8ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 戦闘中 逃走中 ゼンカイif編 猿展開注意
*3*
「拳獣リカルド……?」
最後の特別スタッフに対して、松山は首を横に傾ける。
何も分かっていないたくっちスノーは視線を向けた。
「どうした?」
「いや、確かこいつ前に……例の眼鏡(レオン)から聞いたことがある」
「……『怪物を超えた怪物』『デビルオブデビル』と呼ばれた伝説の闇の男【宮沢鬼龍】の血を引く息子の1人とか、潜在能力がありすぎて力を出すと相手を破壊しちまうとか、そのせいでスパーリングだと避けることしかしないとか……」
「へぇ、随分知られてるんですね……父の事。」
「正直アウトローさで言えばそこのたくっちスノーと引けを取らないレベルだろ、どうやってクロノス社に入った?」
「ボクも正直お金には悩んでいるんですよ、闘技場の賞金もままなりませんし、地道に働くというのはしょうに合いません」
「そこで、株式会社ガンダムのスレッタさん共々ハンゾウさんから引き抜いて貰ったわけです」
「俺はジョースターさんからのお墨付きで」
改めて一同は思う。
こいつら大丈夫なのかと。
何せ逃走中の方の特別スタッフが異常者(アレ)が含まれているので……
といっても、たくっちスノーが選んだのではなく高月ハンゾウが選んだというだけである程度の信頼性はあるかもしれないが……
「さて、皆さんにお伝えしたいことなのですが……今回よりルールを大きく変更いたしました」
「え!?ルール変更!?」
それによって一同はざわつくが、リカルドは一切気にさず話を続ける。
「まず、ボールを当てて相手を脱落させて賞金を奪い合うサバイバル形式は廃止です」
「その理由は皆さんも自ずと察している通り、ボクを含め参加者が強過ぎるんですよ。 」
現在、時空のあちこちから参加者が寄せられてゲームが始まる。
この戦闘中というゲームは、さながらドラゴンボールの孫悟空のような桁外れに強い存在1人居るだけで破綻してしまう。
その人1人に手も足も出ず、忍さえも足でまといとなり、10分も経たず一方的な勝利となってしまう。
かと言って、弱い相手に合わせて手を抜いてくれなんて言えるはずもない、充分に実力を出せない参加者は目に見えてやる気が落ちていく、本気ではない勝負など視聴者も参加者も面白くもなんともない。
結論から言うと、戦闘中はグローバルになった事で非常に不安定なゲームになった、そのせいで研修期間が非常に長引くことになったのだ。
「では、ここまで長くなりましたが新ルールを説明します」