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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 11ページ)
関連タグ: オリジナルゲーム MM○○中 メイドウィン小説SEASON3
*8*
アサル
「票が止まりません!!」
たくっちスノー
「くっそ!リアルワールドだけであの規模だからな!時空全体になるとこうもなろう!」
カノコ
「どうする!?票操作しちゃう!?」
アサル
「おバカ!そんな露骨に結果出したら炎上どころじゃないぞ!」
たくっちスノー
「そうだよ!一応マジでゲームマスター探しで決めた企画だ、お遊びじゃない」
たくっちスノー
「だからこそ露骨な結果を出したら荒れる!」
月村
「とは言いますが………このままでは」
たくっちスノー
「どうすりゃいいんだ!?」
大地
「全員終わりました!」
たくっちスノー
「よし!一旦集計して考えよう!!」
…………
ということもあり、クロノス社は一度票をストップして集計に入るのだが
たくっちスノー
「まずシステムでダンボール投票を全て1票に変換するんだ」
アサル
「はい。」カタカタカタカタカタ
たくっちスノー
「その上で不純な動機がある票も弾け」
大地
「そんなの分かるんですか?」
たくっちスノー
「田代砲対策に入れた物だが『選んだ理由』も書くようにしてある」
たくっちスノー
「コピペのように何度も貼り付けてあるものや動機がアレっぽいものはまとめて除外だ」
月村
「………半分近く消えましたね」
たくっちスノー
「人気投票ってこんな大変なもんなんだなぁ………」
〜数分後〜
たくっちスノー
「……………」
たくっちスノー
「もう1回見直していいか?」
大地
「もう5回は見直してますよ」
たくっちスノー
「…………嘘でしょ?」
たくっちスノー
「シンプルが俺たち社員の票を含めても下の方なのはなんとなく予想はできた」
たくっちスノー
「だから予備案として樫本さんを呼んでいたのだが」
アサル
「上位なんですか」
たくっちスノー
「…………姉貴の奴」
アサル
「アレが!?」
たくっちスノー
「しかも組織票とか一切ない、マジでやりたいと思ってるやつが結構いる!!」
カノコ
「おー、さすがフィルちん」
たくっちスノー
「ジャンプ人気もあるけど………何より俺の兄弟知ってるってやつが結構………」
たくっちスノー
「………ん?これもしかしたらいけるか?」
アサル
「え!?」
たくっちスノー
「俺はなんとなくだけど人目見るだけで兄や姉かが分かる、奴らにはそんなこと出来ない」
たくっちスノー
「そもそも一京種類いるとはいえその存在は、俺ですらよくわかんない」
たくっちスノー
「とするとどうなると思う?」
月村
「………自称兄、姉が続々現れる?」
たくっちスノー
「だろう?それで間違ってたとしても追い出して、数が足りなくなったら普通の逃走中をやりますで通せばいい」
たくっちスノー
「ということを当日に姉貴やその他諸々に説明してきてカノちゃん!」
カノコ
「おいっすー!」
……
〜当日〜
カノコ
「ということもあり、圧倒的な票数によりフィルちんが1位になりましたー!」
カノコ
「あ、兄弟が偽物ばかりだったらその時は普通に逃走中するって言ってた」
「ワーワー!」ブーブー
「ふざけんなー!俺たちにゲームマスターやらせろー!」
「姉貴だからって贔屓するなー」
たくっちスノー
「姉貴に贔屓するほどの気はねーよ!!」
フィルトナ
「酷くない!?」
カノコ
「………あのさ、なんか勘違いしてない?」
カノコ
「ゲームマスターになれたからってそのゲームを好き放題出来るわけじゃないよ?」
カノコ
「何なら70分間ずっと座って見てるだけだよ?」
カノコ
「美女で集めてもハーレムとか出来ないよ?」
ドレイク
「えっマジで?なら俺は辞退するか」
黒影もどき
「切り替え早っ!!どんだけ時空ハーレムしたかったんだお前!?」
カノコ
「あと、めんどくさいこと起きたら責任は全部ゲームマスターに問われるよ?」
………
ゾロゾロゾロ
アサル
「凄い勢いで帰っていきますね」
たくっちスノー
「マジで逃走中(オレたち)って舐められてたんだな、一瞬だけ時空犯罪者時代の頃に戻りそうになったわ」
アサル
「まぁ………実際僕らも全然決まらなくて彼らに丸投げしたわけですから一向に悪口は言えませんけどね」
大地
「それでフィルトナさんはどこいった?」
カノコ
「あれ?フィルちんー?」
たくっちスノー
「………ん?」
【姉さんに会いに行ってきます】
たくっちスノー
「…………ま、いいか、改めて逃走中会議に戻るぞ皆」
たくっちスノー
(………姉さん、ねぇ?どんな奴だ?)
このように、たくっちスノー達は生まれてはまた消えて、そして時には忘れられる逃走中を数多く作っていく
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そして
「如何に物語が歪もうとも、いかに結末が無くとも」
「かつてこの世の全てを滅ぼす程の力を秘めた神獣を従えたある青年のように」
「物語の結末を変えながら生きて、そして誰よりも早くカーレッジを殺すという目的に生きてきた」
「あたしの願いによって少年ジャンプにも顕現してくれた、あたし達かぞくの英雄(レッドフード)」
「…………お前か、今度は何しに来た?」
フィルトナ
「どうか、私たちの末っ子に会ってくれませんか?」
フィルトナ
「___グリムお姉さま 」
カーレッジが死んでは能力を砂粒のように失っていくように、物語は、極極わずかだが進んでいく
『2022年エイプリルフール企画』
「END」