完結小説図書館
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 前日譚 バッドエンド クロスオーバー
*21*
博多
「そういえばジョンソンさんって、1人で日本に暮らしてるんです?」
ジョンソン
「まぁそうです、どこにでもあるアパートで暮らしてます」
ジョンソン
「日本語は大家さんが教えてくれたんですよ」
七夜
「へー‥‥‥‥」
ーーーーーー
ジョンソン
「色々喋っちゃいましたね」
四柳
「お前と博多が喋りすぎなんだ」
七夜
「いいじゃねぇか別に、むしろ全然話せなかった俺の方がアレだったぞ」
四柳
「‥‥‥‥どうしてそんなに隠すんだ」
七夜
「‥‥‥‥‥引くからだよ」
四柳
「なんでもいい、聞くだけなら何ともないだろう」
七夜
「‥‥‥お前、まだ俺が【アレ】じゃないかって疑ってんだな?ああいいよ話してやるよ」
七夜
「今じゃなくて幼少期だけどな」
七夜
「俺はガキの頃、すっげー貧乏だった」
七夜
「母ちゃんは3歳か4歳くらいには死んでて、父ちゃんはずーーーーっと酒飲んでるか変な仕事ばかりしてた」
七夜
「俺は6歳の頃には歳を誤魔化して、バレないように内職とかしてた」
七夜
「‥‥‥‥‥飯もろくに食えなかった事もあった、子供の頃の夢なんかさ」
七夜
「チーズとかついたベーコン食いてぇ〜‥‥‥‥だったよ」
四柳
「‥‥‥‥‥」
ジョンソン
「‥‥‥‥」
七夜
「ほらな?俺暗い思い出しかないんだよ」
博多
「‥‥‥なんというかよく文句も出なかったな」
七夜
「文句を言ったって何も変わらないからな、子は親を選べないんだし生きていくためには妥協も必要だ」
七夜
「‥‥‥‥‥ま、そんなとこだ」
ジョンソン
「それで現在は‥‥‥‥」
七夜
「聞くな」
ジョンソン
「‥‥‥‥‥チーズの着いたベーコンは食べれましたか?」
七夜
「‥‥‥‥‥ああ、食えるようにはなった」
七夜
「よし、改めて感じたわ」
七夜
「こんなに充実してるお前らには死んで欲しくない」
七夜
「四柳が教えてくれたこの最強の任天堂能力で全員守ってやる」
七夜
「必ず俺が、全員を生きて日本に返す」
七夜
「それまでは俺も死なねーようにするよ」
博多
「‥‥‥‥‥ああ、よろしくな‥‥‥七夜。」
END