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スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 前日譚 バッドエンド クロスオーバー 
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【最終回】
「」


あれから、不思議と任天堂戦士達は元の世界に帰ることは考えなくなった
ダンテの仕業だろうか?しかしそんな事はどうでもよかった


七夜
「……………」

四柳
「七夜」

あれから、七夜は考え込むようになった………性格も変わったように見えた


七夜
「な、四柳」

七夜
「ダンテが俺達以外の奴らと接触したら……ただじゃ済まねぇよな」

四柳
「………そうだ」

七夜
「……………だったらさ、どうにかアイツに会えないようにしてやろう」

四柳
「何?」

七夜
「任天堂戦士は使命ってのがあるんだろ?だったら」

七夜
「俺達がひたすら生き残り続けて、悪役を演じるんだよ」

七夜
「悪役になることで、ヘイトは俺に集中してダンテと真実に行き着くことはねぇ」

七夜
「任天堂戦士は狙うな、世界だけ破壊するんだ………元通りになるからな」

七夜
「俺以外の悪は絶対に作らせない、俺だけでいい」




四柳
「そうはいくか………」

七夜
「…………」

四柳
「今更ここまで来て、お前一人に背負わせられるか………」

四柳
「真実を知ってるのは俺も同じだ、だから………」

七夜
「…………四柳」

七夜
「だったら、頼みがあるんだ」

四柳
「……なんだ?」

七夜
「俺はもう祖父江七夜にも立崎七夜にもなる資格がない、全く別の自分になりてぇんだ」

四柳
「………なら、新しいチームを作ろう」


四柳
「オールスターとは違う、別の組織を」

七夜
「…………名前は?」

四柳
「お前の能力、スマッシュブラザーズのナンバリングから1文字ずつ取って………」





『F.D.X………』

七夜
「………F.D.Xか」

四柳
「そして、俺達は桜井四柳と桜井七夜になるんだ」

七夜
「………それは構わねーけど、なんで桜井なんだ?」

四柳
「………新しい苗字が欲しかったんだろ?何も考えなくていい」

七夜
「………だな、考える気力もねぇ」


七夜
「俺達、なるべく長生きしねーとな……この世界で、ダンテから守るために」



こうして七夜達はF.D.Xを設立………
表向きの悪となって任天堂世界で何十年も生き続けたのでした………


ディストティアの使者が見つけたたった1人の人間と、異界の神達が降り立つその時まで………

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