完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*2*
【第1話】
「今日の問題は‥‥‥‥」
ピッフィー
「ぜー、ぜー!!はー、はー!!」
ピッフィー
「なんやねんここ!!あっちこっちでしりとりしとるやん!!」
ピッフィー
「というかしりとりのせいで遅刻しそうなんてシャレにならんで!」
‥‥‥‥‥
ピッフィー
「ぜぇぜぇ‥‥‥‥どうにか授業間に合った‥‥‥」
先生
「では授業を始めます」
ピッフィー
「お、ちょうどやったか」
先生
「今日の授業内容は、あで始まる言葉書き写しだ!」
ピッフィー
「知ってた!!何となく嫌な予感はしとったが案の定この通りや!」
ピッフィー
「‥‥‥‥先生」
先生
「なんだ」
ピッフィー
「一応聞くけどあで始まって、んで終わらなければ何書いてもええんやな?」
先生
「ああ!」
ピッフィー
「なんでこんなことになってしもうたんや‥‥‥‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥
〜1時間後〜
先生
「す、す、す、すごい」
先生
「星谷ピッフィー!!?単語数ランキングブッチギリで1位だ!!」
「ざわ‥‥‥‥ざわ‥‥‥‥‥」
ピッフィー
「なんかクソ恥ずかしくて死にそうや」
「ば‥‥‥馬鹿なっ!有り得ない!何かの間違いだ!」
ピッフィー
「いや、しりとりでなろう系の噛ませみたいなリアクションいらんねん」
先生
「‥‥‥‥‥あ、で始まる言葉思いつく限り列挙してみろ」
ピッフィー
「あんこ、Android、アカネ、赤色、アキアカネ、アーサー王、アンドロメダ座、あり/アント、頭、アーマー、天の川、アパート、アバンギャルド、紫陽花、明日、姉、菖蒲、穴、アナーニスト、アーチスト、アーチャー、泡、阿吽の呼吸、アレス、アレルギー、アダム、アガートラーム、アザゼル、アルカノイド、アート」
ピッフィー
「まぁこんなもんやろ‥‥‥」
「お‥‥‥‥おおお‥‥‥‥」
ピッフィー
「こんなので恐れられても全然嬉しくないわ」
先生
「お、お前‥‥‥‥やるな」
ピッフィー
「いや、あぐらいなら誰でもこんくらいは浮かぶで」
先生
「俺としりとりバトルだ!!」
ピッフィー
「何でそうなるねん!!」
先生
「俺よりしりとりが美味いやつは邪魔なんだよ‥‥‥!!」
ピッフィー
「嫌やそんな器小さい草加雅人」
>>
先生
「さぁ、まずはベーシックで行くぞ!」
ピッフィー
「ベーシックってなんやねん、ルール把握しきれてないのに」
先生
「タイプ相性を抜きにしたダメージ勝負のしりとりバトルだ」
ピッフィー
「あー作者が相性考えるの面倒になったんやな(しゃーないけど)」
先生
「しりとりバトル、教育のく!!」
ピッフィー
「クーラーボックス」
先生
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」バリバリバリ
ピッフィー
「どんなルールにせよ服破けんと気がすまんのか!?」
先生
「くっ、やるな!!」
ピッフィー
「やめろ耐えんな!!ワイも服裂けるやんけ!!」
モブA
「お!おい星谷」
ピッフィー
「なんやねんモブ」
モブA
「ベーシックルールのしりとりバトルは文字数が正義だ!文字が多い言葉で攻めるんだよ!」
ピッフィー
「ほえー」
モブA
「あと単純に尺稼ぎになる」
ピッフィー
「作者の事情はもうええねん!!」
先生
「すずめ」
ピッフィー
「たふん」ベシッ
モブA
「ほらあの程度の文字だとあれくらいしか通らない」
ピッフィー
「いや一応先生やぞ言い方」
モブA
「じゃんけんが弱いやつに人権はない」
ピッフィー
「怖すぎやろ今のニポン」
ピッフィー
「じゃあメジロドーベル」
先生
「グワア!!」
モブB
「め‥‥メジロドーベル!?そんなウマいたんだー!?」
モブA
「マックイーンしか知らない」
ピッフィー
「一応メジロドーベルもウマ娘化されとるらしいで」
先生
「く、くくくくく‥‥‥‥‥中々やるじゃあないか!!」バアアン!!
ピッフィー
「なんでムキムキになるん?北斗神拳継承者?」
モブA
「く‥‥‥‥来るぞ!例のやつが!!」
先生
「る!ると言えば!!」
先生
「るーるるーるーるるーるーるるー」
ピッフィー
「は?」
モブA
「な‥‥‥‥ノーダメージ!?ん」
先生
「分からないのか!?徹子の部屋だ!!」
ピッフィー
「あほぉ!!その程度で徹子の部屋名乗るなやぁ!!」
ピッフィー
「ええかぁ!?徹子の部屋のテーマソングは!」
ピッフィー
「るーるる
るるる
るーるる
るるる
るーるーるーるー
るーるるー
るーるる
るるる
るーるる
るるる
るーるーるーるー
るる・るー
らーらら
ららら
らーらら
ららら
らーらーらーらー
らーー
ららら
らーらーらーらー
らーららー
らー
らららーー」
>>
先生
「ぐわああああああああああああ!!!!」
モブA
「く、クロコダイーン!!」
先生
「ば、馬鹿なっ‥‥‥‥帰国子女のお前が徹子を‥‥‥‥!!」
ピッフィー
「ワイは10年前から徹子の部屋見とったからな!テーマソングは完コピしとるんや!」
ピッフィー
「笑っていいともだって全部見たで」
モブA
「あ、あんな文字数‥‥‥‥常人に耐えられるわけない!!星谷の圧勝だ!!」
先生
「くっ、私の負け‥‥‥‥そしてこれで処分だ‥‥‥‥」
ピッフィー
「なんで!?しりとり負けただけでクビになるんか!?」
先生
「この世界はそういうものさ‥‥‥‥」
ピッフィー
「‥‥‥‥‥おかしい!!」
ピッフィー
「しりとりが正義だからってこんなお遊びで人生を決めていいわけないやろ!!」
ピッフィー
「ワイは先生のこと嫌いなわけやないねん!!」
先生
「お前‥‥‥‥‥」
先生
【しりとりをお遊びと言ったな?】
ピッフィー
「は?」
ガラッ
「しりとり‥‥‥‥しりとりという崇高で偉大な力を、まだお遊びなどと抜かすものが居たか‥‥‥‥」
ピッフィー
「誰やっ‥‥‥‥!!」
モブA
「校長先生‥‥‥!!」
ピッフィー
「大学にも校長っておるんやなぁ(適当)」
校長
「お前、今しりとりをお遊びと言ったなぁ」
ピッフィー
「事実やろ!花いちもんめやジャンケンと同じ、道具を使わないローカルで楽しい遊びに過ぎん、それがしりとりや!!」
校長
「違う!!しりとりとは強さ!しりとりとは権力!しりとりとは人間の全てだ!!」
校長
「私が決めたのではない、国が決めたのだ!」
ピッフィー
「‥‥‥‥‥ワイの知ってるニポンは、そんな滅茶苦茶な国やなかった!!」
ピッフィー
「もっと明るくて面白いところやった!今の世界なんてただのカスや!」
校長
「ならばお前は、退学処分にしてやらないといかんな!」
ピッフィー
「先にアンタから黙らせたるわ、アンタの言う力(しりとり)って奴でな!」
校長
「いいだろう!!完膚無きまでに叩き潰し、退学に追い込んでやる!」
ピッフィー
「ワイが勝ったら校長の椅子ワイに譲ってもらうで!!」
>>
モブA
「‥‥‥と、とんでもないことになったぞ」
先生
「まさか‥‥‥‥‥校長先生がっ‥‥‥‥!?」
校長
「しりとりバトル、ベーシックだ」
ピッフィー
「ええで、やったるわ」
校長
ピッフィー
「「バトル開始!!」」
‥‥‥‥‥
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥おいおいおい」
たくっちスノー
「国がおかしくなったかと思えば、マジでしりとりで全てを決める世界になってやがる」
たくっちスノー
「時空操作も効かねーし‥‥‥‥一体どうなってんだ?」
たくっちスノー
「というか、ピッフィーの奴はどうしてんだろ‥‥‥‥‥」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピッフィー
「ワイから行くで‥‥‥‥せっかくやし、学校から始めよか」
ピッフィー
「学校のう、う‥‥‥‥ウェザーニュース!!」
モブA
「いきなりそんなよくわかんない単語を!?」
ピッフィー
「実際ワイもこんな単語あんま使わない」
校長
「ぐっふぅ!」
ピッフィー
(タイプ相性考えんくっていいのはええけど、服が敗れるのはなんとかならんかなー)
校長
「ふっ‥‥‥小童め!!いくぞ、スだな!?」
校長
「スーパーサウルス!!」
ピッフィー
「ぐふぅ!!」ズドォォン!!
モブA
「星谷ィー!!」
ピッフィー
「さっきとは全然比較にならん衝撃が来たで‥‥‥‥」
先生
「当然だ!校長先生は関東しりとり検定で4級の成績を持っているんだぞ!」
ピッフィー
「4級ってしょっぼいな!!普通1級とかやろ!!」
校長
「ふふふ、4級にここまで追い詰められる気分はどうだ?」
ピッフィー
「こ、こんくらいなんや‥‥‥‥‥ワイかてしりとりオンラインじゃ8位なんやで!」
モブA
「8位ってお前!」
ピッフィー
「日本中のオンラインの奴や」
モブA
「レベル違ぇ」
ピッフィー
「またワイもすやな‥‥‥見てろ!!」
ピッフィー
「さっき聞いたで、しりとりバトルは文字が長いやつがつよくなる!!」
ピッフィー
「スクリュードライバー!!」
校長
「ぐふうう!!ば、バースデーケーキ!!」
ピッフィー
「キッシュロレーヌ!!」
校長
「アバーーーーっ!!」
>>
校長
「‥‥‥‥‥」ブクブク
ピッフィー
「ぜー‥‥‥ぜー‥‥‥お気に入りの服やったのにボロボロやんけ」
先生
「う、嘘だろ!?あの校長が‥‥‥‥どんなに注射を全身に刺されても痛がらなかった校長が!」
ピッフィー
「それしりとり関係ないやん!フィジカル凄いだけやん!」
ピッフィー
「‥‥‥‥‥‥‥‥まー、確かにフィジカルは大事な要素やけどな」
校長
「く‥‥‥‥負けた」
ピッフィー
「約束通りワイがこれからここの校長や‥」
校長
「いいだろう‥‥‥‥」
ピッフィー
「‥‥‥‥いや、こんなことで校長になれるなんてホンマにどうかしてるな」
ピッフィー
「だったら、まず‥‥‥‥」
ピッフィー
「その先生のクビはなし、元校長もここにおってええで」
校長
先生
「「!!」」
ピッフィー
「‥‥‥‥アホらし、この世界」
ピッフィー
「‥‥‥‥早うたくっちスノーに会って、詳細聞かんとな」
ピッフィー
「あ、この授業単位とったことにしといてええか?」
先生
「あ、ああ‥‥‥‥なんなりと、校長先生」
ピッフィー
「んじゃ、ちょっと失礼するわ」
モブA
「えっ、お前どこ行くの!?」
ピッフィー
「ニポン、ワイの手で元に戻してくるわ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先生
「元・校長先生‥‥‥‥」
校長
「ああ、私にも見えた‥‥‥彼から感じるオーラを‥‥‥‥‥‥彼なら起こしてくれるはずだ‥‥‥‥」
先生
「ええ‥‥‥‥」
校長
「【しりとりハリケーン】を‥‥‥‥!!」
ーーーーーーーーーーーーーー
ピッフィー
「なんかごっつう嫌なあだ名つけられた気ぃするな」
ピッフィー
「まあええか、知り合いとかおらへんかな‥‥‥‥‥」
‥‥‥‥
たくっちスノー
「一刻も早くピッフィーに会わないと‥‥‥‥おい!そこの奴、星谷ピッフィーってやつ知らないか?」
モブA
「え、ピッフィー校長のこと?」
たくっちスノー
「は?校長?」
モブA
「知らないのか?ついさっきしりとりバトルで勝利して新たな校長になったんだよ」
たくっちスノー
「ごめん意味わかんねぇ」
END