完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ピッフィーのしりとりバトル日記(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 9ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 しりとり ギャグ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

*3*

【第2話】
「しりとりハリケーン」

ピッフィー
「とは言うものの…………さっぱり情報が掴めへんなぁ」

ピッフィー
「というか……まだこのおかしくなった二ポンについてなんにも分かっとらへんしなぁ」

ピッフィー
「ちょっくら本屋で情報集めや」


…………

モブA
「本を売って欲しいならしりとりで勝て」

ピッフィー
「この小説、重要キャラ以外みんなモブAで通す気なんか…………」

モブA
「そもそもこれ大した作品じゃないので、はんこのこ」

ピッフィー
「こちら亀有公園前派出所」

モブA
「グワアカ!!!!!」


…………


ピッフィー
「なんやこれ…………何もかもしりとりが関係しとる………しりとりの本しかあらへん」


モブA
「あ………当たり前だ………長年の研究の結果、しりとりの歴史は古来エジプトまで遡ることが発覚したからな」

ピッフィー
「そこまで行くともう闇のゲームなんよ」

……………
ピッフィー
「歴史の本買ってみたけどめちゃくちゃやんけ………なんで織田信長がしりとりに負けたから本能寺の変で死んだことになっとんねん…………」

ピッフィー
「ゲームも何もかもしりとりになってしもうてるし、玩具なんてもんは存在してへん………」

ピッフィー
「アルファベットスープの缶詰………あの料理給食以外で見た事あらへんで…………」

ピッフィー
「この世界、ほんまにどうなっとんねん………」


「おーーーーい、星谷ーーーー!!」


ピッフィー
「…………あ、この声は!」


たくっちスノー
「おい星谷!!無事だったんだnぐふおおおおおお!!」

ピッフィー
「何やっとんねん神様(アホ)、はよ直さんかい!!」

たくっちスノー
「い………いや聞けよ!!俺も直したいんだよ!でも上手くいかないんだ!」

ピッフィー
「はぁ?」

たくっちスノー
「直せないんだよ!よくわかんないんだけど!」

ピッフィー
「はい?」

たくっちスノー
「ていうか今世界どうなってんの?」

ピッフィー
「この歴史の本読んだら大体分かるで」

たくっちスノー
「なるほどふーんイカれてるわなにこれ?」

>>

ピッフィー
「で、直すことが出来へんってどないなことやねん」

たくっちスノー
「いや…………どうやら今回の件、時空犯罪者が絡んでいることは確かなんだが…………」


たくっちスノー
「この時空犯罪者ってのが、どうやら組織規模の大きなヤツららしくてな」

ピッフィー
「そういう奴らに手出されると何も出来へんくなるのか?」

たくっちスノー
「まぁそういうことだ」

ピッフィー
「……………逆に言うとそこまでされるまで全然気づかんかったっちゅうわけか?」

たくっちスノー
「うん」

ピッフィー
「アホかーーーー!!!」

たくっちスノー
「ぐっへえええええ!!」

ピッフィー
「アホか!!お前ほんとアホかいな!?普通気付くやろ!?」

たくっちスノー
「ごめん、マジで気付かなかった…………」

ピッフィー
「ほんましっかりしいや!神様がそんなことでどうすんねん!!」

たくっちスノー
「やばい病気が流行っちゃうよりはいいだろ!?」

ピッフィー
「まず世界が変な事にならないように努力しろや!!」

たくっちスノー
「ご、ごめんて!!」

ピッフィー
「…………で?そんなふうに世界をゆがめた時空犯罪組織ってのはどこのどいつなんや」

たくっちスノー
「いや…………実はそれも、わかんない」

ピッフィー
「アホーー!!!」

たくっちスノー
「ぐえええええええええええええええ!!!」

………………

たくっちスノー
「さて………これからどうする?」

ピッフィー
「さて、どうすると言われてもなぁ…………お互い情報ゼロやろ?」

ピッフィー
「しりとりで成り上がったら後々めんどくさいしなぁ」

たくっちスノー
「実際、お前校長になっちまったらしいな」

ピッフィー
「ワイ、校長なんてどうしたらええか分かんないんやけど」

たくっちスノー
「……………となると、俺たちにできるのは」


ピッフィー
「ああ…………」






たくっちスノー
「まず、しりとりしよう」


ピッフィー
「せやな、ストリートファイトしりとりや」

たくっちスノー
「よし!」

ピッフィー
「ワイから始めてええか?」

>>

たくっちスノー
「オルテガ!!」

ピッフィー
「ガルガンティア!!」

たくっちスノー
「アルティメットサンダー!!」

ピッフィー
「さっきからなんやねんその単語!」

たくっちスノー
「申し分程度の版権要素だ!俺がいるだけで二次創作を主張できる!」

ピッフィー
「カキコくまに刺されちまえ!」

たくっちスノー
「いいからダ!だよ、ダ!」

ピッフィー
「ダイナミックプロ」

たくっちスノー
「ローン展開」

ピッフィー
「イーストウッド」


モブA
「おい、見ろよアレ!ストリートしりとりだぜ」

モブB
「あいつ中々の名プレイヤーみたいだな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


たくっちスノー
「しりとりするだけで金貰えるなんて夢みたいな世界だな、もうこのままでよくない?」

ピッフィー
「神様がそないなこと言ってどうすんねん」

たくっちスノー
「分かってる分かってる、ジョークだよ」

ピッフィー
「さて、こんだけ話題になればワイらのことも奴らの耳に届くやろ」

たくっちスノー
「どういうこと?」

ピッフィー
「ええか?奴らはどういった方法か知らんが、ワイらの世界をしりとりで全てを決める世界に変えた」

ピッフィー
「それはつまり、少なくともそいつらはしりとりだけは上手いってこっちゃな」

ピッフィー
「ならワイみたいにしりとりが強いやつをほっとかないはずや、自分が目立てないからな」

たくっちスノー
「なるほど、それで階級は挙げずにしりとりが上手いことだけ見せつけるって訳だな」

ピッフィー
「そ、我ながら完璧な作戦やろ?」

たくっちスノー
「まあな………というか、お前やりあうのは初めてだけど勝てるのか?」

ピッフィー
「そやろなぁ………七夜も特にしりとり上手いわけやないしな………」

ピッフィー
「ワイが上手いからってさすがに何十人とは戦えへんで」

たくっちスノー
「最悪、流星で何とかならない?」

ピッフィー
「そういやここって暴力とかありなんやろうか」

たくっちスノー
「さあ?」

……………
たくっちスノー
「なんで本屋に戻ってきたん?」

ピッフィー
「結局情報がないと不便だからや」

>>

ピッフィー
「…………なんか怪しそうなやつおるか?」

たくっちスノー
「まさか文春読むことになるとは」

ピッフィー
「ワイだってこういうゴシップ誌なんて読んだことないわ………」

ピッフィー
「でもなんかこういう本なら怪しそうなやつおるかもしれへんやん」

たくっちスノー
「そりゃそうだけどさ……………そっちはなにか掴めたか?」

ピッフィー
「………うーん、組織のヤツらって表向きはどういうヤツらなんやろ?政治家?それとも普通の会社員なんかな?」

たくっちスノー
「あ、確かにの世界がしりとり中心になったのはある政党が関わってるとあるが………フェイクだな」

ピッフィー
「分かるんか?」

たくっちスノー
「時空犯罪者が政治家なんてリスクの高い姿に成りすます事はあまりないんた」

ピッフィー
「そうなんか、となると可能性が高いのはなんや専門家」

たくっちスノー
「俺は基本ソロだったから組織体制は詳しくないが………」

たくっちスノー
「まぁ、会社だろうか………しりとりとかに深く関わる、大企業のような目立ちすぎない、そこそこ儲かってる中くらいの奴だな」

ピッフィー
「…………しかし、なんでしりとり1色の世界にしたんやろか?」

ピッフィー
「そんなにしりとりって影響すごいんかな?」

たくっちスノー
「そうだな………俺が思いつく限りだと、暴力も金も必要なく、手っ取り早いから………って単純なものじゃないよな」

ピッフィー
「で、ここからどうするんや」

たくっちスノー
「問題ない、情報は掴めたぞ」スッ


ピッフィー
「こいつは?」

たくっちスノー
「…………【しりとりキング】」

ピッフィー
「キングぅ?」

たくっちスノー
「詳しくは知らないが、多分しりとりがめちゃくちゃ上手い人や」

ピッフィー
「それ社会で役に立つん?」

たくっちスノー
「アホか、今はしりとりが社会で役立つ世界やろ、1番の勝ち組やで」

ピッフィー
「ああせやったな、あと口調うつっとるで」

たくっちスノー
「あ、悪い悪い」

ピッフィー
「まぁこいつは怪しい気もするな、会ってみるで」

たくっちスノー
「よし」

>>

ピッフィー
「そんでもって、しりとりキングはどこにおるんや」

たくっちスノー
「えーと…………九州地方らしいぞ」

ピッフィー
「…………ここ、愛知県やぞ」

たくっちスノー
「飛行機乗るか」

ピッフィー
「飛行機乗るにもしりとりするんか?」

たくっちスノー
「上手くいったらロイヤル席乗れるかもよ」

ピッフィー
「いや、んなことしたら時空テロ組織と大差ないやろ、普通に乗るで」

………


モブA
「飛行機に乗りたいならしりとりしろ!!アテンションプリーズ!」

ピッフィー
「厨子奥苗代元町」

モブA
「ぎゃあああああああああああああ!!」

ピッフィー
「まさか最終話までずっとこんなノリなんか?」

たくっちスノー
「大丈夫だ、これも一応しりとりバトルだ!」

ピッフィー
「怒られたらお前のせいやからな」

たくっちスノー
「プレミアム乗ろうぜプレミアム!」

ピッフィー
「普通でいい言うとるやろ!あとお前絶対飛行機乗ったことないしなんにも調べとらんやろ!!」

………

キーーーン

ピッフィー
「……………あー、なんか頭痛くなってくるわこの世界」

たくっちスノー
「そうか?慣れると結構快適だけどな」

ピッフィー
「神様(アンタ)がそないなこと言ったらあかんのや」

たくっちスノー
「九州に旅行してると思えばいい、今ん所血は見てないから楽だぜ」

ピッフィー
「しりとりの度に一般人の服が吹き飛んでるの忘れてへんか?」

たくっちスノー
「ボンバーガールみたいなお色気路線と思えば」

ピッフィー
「小説カキコは基本的に文字だけなんよ」

たくっちスノー
「まぁ、今までの命懸けのやつと比べるとまだ楽な方だ!パーーーっと楽しく行くぞ!!」

ピッフィー
「呑気やなぁ」

ピッフィー
「自分の世界勝手に支配されてんのやぞ」

たくっちスノー
「だって元々俺が作った所じゃねーし」

ピッフィー
「ユキさん怒るで」

たくっちスノー
「雪が作った世界でもねーだろうが!?」

【機内ではお静かに】

ピッフィー
「すいませんちょっと黙らせます」
コキッ

たくっちスノー
「うっ!?」

END

2 < 3 > 4