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ピッフィーのしりとりバトル日記(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 9ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 しりとり ギャグ 
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*4*

【第3話】
「バトル!!しりとりキング!!」

ピッフィー
「連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてるんや」

たくっちスノー
「死んでねえわ」

…………

ピッフィー
「ところでさー、たくっちスノー」

たくっちスノー
「なんだ?」

ピッフィー
「ココンところ、しりとりバトルってベーシックしか受け取らへんけど、タイプ式ってないんかな」

たくっちスノー
「タイプ式ぃ?」

ピッフィー
「近所のおじさんが教えてくれたんや、しりとりの単語にタイプがあって、タイプによって効果が異なったり相性があるんやって」

たくっちスノー
「じゃあ今までやってきた奴は?」

ピッフィー
「単純に文字数が多い言葉ほど強くなるシンプルなやつや」

たくっちスノー
「タイプって何があるの?」

ピッフィー
「えーとな、ガイドブックによると」

ピッフィー
「食品・動物・地名・暴力・人物・社会・虫・天気・機械・遊び・理科・植物・感情・スポーツ・宗教・暴言・数学・工作・芸術・服飾・人体・時間・医療・物語、あとノーマル」

ピッフィー
「の25種類らしいで」

たくっちスノー
「…………この中から得意不得意な言葉とかある訳?」

ピッフィー
「せやな」

たくっちスノー
「…………お前、どれがどのタイプとか分かる?」

ピッフィー
「パッと思いつくことは出来んな」

たくっちスノー
「俺も全然わかんない」

たくっちスノー
「しりとりバトルの解析サイトもない」

たくっちスノー
「なんでこんなに複雑なのにシミュレーターがないとキレたくなる、普通この世界にあるやろ!」

ピッフィー
「普通の人は【しりとりバトル】から二次創作を作ろうなんて思わへんで」

たくっちスノー
「人間、作りたいと思えばどんな作品でも二次創作は作れるんだよ(至言)」

ピッフィー
「………確かに逃走中だってそんなもんやしな(ウチのところ以外は)」

たくっちスノー
「てか、それはそれとしてしりとりキングってどこよ?」

ピッフィー
「九州のどこら辺なん?」

たくっちスノー
「そこまで書いてない、九州のどこかで見たとしか書いてない」

ピッフィー
「これだからゴシップ誌は………!!」

>>


ピッフィー
「…………まさかこれって、しりとりバトルしていくしかないんか?」

たくっちスノー
「せっかくだから、タイプを覚えるために特定のタイプだけでしりとりするのはどうだ?」

ピッフィー
「暴言タイプとかあんま使いたくないで」

たくっちスノー
「暴言タイプ使いって確かになんか嫌だな…………」

たくっちスノー
「じゃあ食べ物でいいから!」

ピッフィー
「それ回復しか出来へんのやけど!!」

たくっちスノー
「ええいもう、動物でいい!!」

ピッフィー
「よし乗った、おい誰か!しりとりキングの居場所知ってるか?」


モブA
「なんだなんだ?」

モブA
「チャレンジャーか…………?」

ピッフィー
「知ってるやつはワイらとしりとりバトルしろ」

ピッフィー
「ワイが勝ったらキングの場所を教えてもらうで」


ピッフィー
「ただしワイは【動物タイプ】に当てはまる言葉しか言わずに戦ってやるで」


モブA
「な、なんだァこいつ!?しりとりキング様に宣戦布告か!?」


たくっちスノー
「おい、あいつ知ってそうだぞ」

ピッフィー
「よし、お前こいや!!」

モブA
「ちっ!!こんな奴に負けてたまるか!どうぶつの、つ!」

ピッフィー
「ツキノワグマ!」

モブA
「アーーーッ!!」

モブB
「負け組」

たくっちスノー
「でた、暴言タイプ」

ピッフィー
「ミクロフィラリア」

モブB
「千葉ーーーーーっ!!」

たくっちスノー
「というかこいつら弱くない?」

モブA
「馬鹿野郎!普通の人間は4文字以上の言葉は耐えられないんだよ!」

たくっちスノー
「3文字以下って逆にしりとりとして難しくない?」

ピッフィー
「どうや、キングの言うこと話す気になったか?言わんと今度はパンツが逝くで、」

たくっちスノー
「お前は大丈夫なのか?」

ピッフィー
「こんなこともあろうかと替えの服家から沢山引っ張り出してきた」

たくっちスノー
「なるほど、じゃあ俺からも」

たくっちスノー
「アロンロンロロロリンリンリンガ」

ピッフィー
「ふざけてんの?」

たくっちスノー
「リアルワールドにいないだけだから」

ピッフィー
「リアルワールドにいる動物言えや」

>>

ゴゴゴゴッゴゴゴゴ……………

「ふふふ…………」


「キング様!」

しりとりキング
「ん………」

モブA
「キング様を付け狙う謎の男が!こっちに迫ってきてます!」

たくっちスノー
「スーパーマリオブラザーズ」

モブA
「これはしりとりじゃなぎゃあああああああああああ!!」


しりとりキング
「!」



たくっちスノー
「おっ、いいなぁこれ、俺の技に採用してみようかな?」

ピッフィー
「しりとりで戦うキャラなんて前代未聞やぞ…………」

しりとりキング
「誰だ…………どうやってここを見抜いた」

ピッフィー
「片っ端からしりとりで黙らせてきた」

たくっちスノー
「しりとりが普通に凶器になっててビビるよ俺は」

しりとりキング
「…………挑戦者(シリトラー)か」

ピッフィー
「変な造語産むな」

たくっちスノー
「アンタ、時空犯罪者だったりしない?そのマスク取れよ、似合わんから」

しりとりキング
「…………!時空犯罪者、というと、貴様は…………」

たくっちスノー
「お、手応えありか、普通の人間が時空犯罪者なんて単語知ってるはずがないからな」

ピッフィー
「え、そうなん?誰だって時空消去するやろ」

たくっちスノー
「モブキャラは記憶消してるに決まってるだろ!」

しりとりキング
「しりたいのか…………‥」

ピッフィー
「当たり前やろ!何もかもしりとりで解決させるなんてイカれとるわ!」

ピッフィー
「ワイなんてそれで大学の長になってまったんやで(啖呵切ったのワイやけど)」

しりとりキング
「‥‥‥‥ふふふ、知りたいなら、お前の力を見せてみろ」

ピッフィー
「分かっとったわ、しりとりやな?」

しりとりキング
「ただし‥‥‥‥俺はこれから食べ物タイプの技しか使わない」

ピッフィー
「食べ物‥‥‥というと、回復しかやんないのか!?」

しりとりキング
「そう、お前は好きなだけ攻撃してもいいが俺はやらない」

しりとりキング
「お前の敗北条件は【根負け】することだ」

ピッフィー
「‥‥‥上等や!ワイかてしりとりは上手いんやで!!」

たくっちスノー
「えーと、俺は?」

>>

しりとりキング
「まず俺から、キングのグ」

たくっちスノー
「え?グのつく食べ物なんてグラタンぐらいしか」

しりとりキング
「グリル‥‥‥」

たくっちスノー
「あっ、グリルかぁ!」

ピッフィー
「‥‥‥‥!!」


しりとりキング HP5000

ピッフィー
「予想しとったけどHP多いなぁ‥‥‥しかも削っても回復させられる」

たくっちスノー
「頑張れ!こいつもどうせワンパンだ!めんどくさいめんどくさい早く貯めた漫画読みたいと作者の声が聞こえるぞ!」

ピッフィー
「10作同時執筆とかアホみたいなこと考えるからやろ!!」

たくっちスノー
「‥‥‥‥思ったより参照数少なくてアレコレ駄目だな?って気付いたんだよ」

ピッフィー
「まあええわ!!るやろ!?」

ピッフィー
「るーるる」

たくっちスノー
「それはインチキだからダメ」

ピッフィー
「やろなー」

ピッフィー
「じゃあルルイエの印」

しりとりキング
「塩焼きそば」

ピッフィー
「バー・ヴァンシー」

しりとりキング
「しょうがやき」

ピッフィー
「きのこの山」

しりとりキング
「マドレーヌ」

ピッフィー
「ヌートリア」

しりとりキング
「あんかけ焼きそば」

ピッフィー
「バイオテクノロジー」

しりとりキング
「じゃがバター」

ピッフィー
「くっ、一向に減らへん‥‥‥‥」

しりとりキング
「どうした?もう諦めるか?」

ピッフィー
「誕生日!」

しりとりキング
「ビール」

ピッフィー
「飲み物も食べ物扱いか‥‥‥‥ルッキング!」

しりとりキング
「グミ」

ピッフィー
「‥‥‥くっ、ムズいな‥‥‥んを引き出すのも難しいし‥‥‥」

ピッフィー
(ん?待てよ‥‥‥‥確かしりとりの敗北条件は‥‥‥)

ピッフィー
「キング!お前に勝つ方法が思いついた!」

しりとりキング
「何?」

ピッフィー
「ミルメーク!」

しりとりキング
「クリームパスタ!」

ピッフィー
「たこ焼き!」

しりとりキング
「キノコパスタ!」

ピッフィー
「玉ねぎサラダ!」

たくっちスノー
「‥‥‥こ、これは‥‥‥そうか!!」

たくっちスノー
「しりとりは基本的に『一度でた言葉は使えない』!!」

>>


しりとりキング
「だ‥‥‥大福!」

ピッフィー
「クラムチャウダー!!」

しりとりキング
「だっ‥‥‥団子汁(だごじる)!!」

ピッフィー
「ルッコラ!」

しりとりキング
「ら‥‥‥ライスコロッケ!!」

ピッフィー
「ケーキ!」

しりとりキング
「き‥‥‥きんぴらごぼう!」

ピッフィー
「ウィンナー!」

しりとりキング
「納豆!」

ピッフィー
「梅干し!」

しりとりキング
「し‥‥椎茸!」

ピッフィー
「ケチャップ!」


しりとりキング
「プロシュート!!」

ピッフィー
「トマト鍋!!」

しりとりキング
「紅しょうが!」

ピッフィー
「ガトーショコラ!!」

しりとりキング
「ラーメ‥‥‥っ!!」

ピッフィー
「引っ張り出したで!!」

しりとりキング
「‥‥‥‥くっ、見事だ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しりとりキング
「正式なしりとりのルールで負けたのは久しぶりだ、まさかそこを狙うとはな」

ピッフィー
「いや、キングがあんな縛りをしなかったらワイでも勝てるか怪しかったで」

ピッフィー
「やっぱタイプ付きは苦手やわ」

しりとりキング
「俺もそう思う‥‥‥‥普通が1番だ」

ピッフィー
「キングもそうなんか?」

しりとりキング
「俺は‥‥‥時空犯罪者ではない、犯罪者では無いが旅人のようなものでな」

しりとりキング
「ただ人よりしりとりが上手かっただけの男だった、それが‥‥‥せっかくだからと楽しむうちにこんな覆面を着ないと生きていけない男になっていた」

しりとりキング
「次第にこの世界は元からそうではなく、異常な力で変えられたものと気付いた」

しりとりキング
「だが、時空ヒーローでもなんでもない俺はお山の大将をしているしかなかったというわけさ」

ピッフィー
「ワイらと同じ事情だったわけか‥‥‥ワイは星谷ピッフィー、ヒーローちゃうけど実力はあるんやで」

しりとりキング
「星谷?お前は星谷ピッフィーと言うのか?」

ピッフィー
「あ、ああ‥‥‥‥」

しりとりキング
「‥‥‥ついてこい、会わせたい人が居る」

ピッフィー
「え?え?」

END

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