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*5*
【第4話】
「衝撃すぎる再会」
しりとりキング
「‥‥‥‥星谷ピッフィーという名はよく聞いている」
ピッフィー
「なんでワイのこと知ってるんや?七夜の知り合いか?」
しりとりキング
「立崎七夜よりも詳しい人間からだ」
ピッフィー
「七夜より?となると誰が‥‥‥‥‥」
ガチャッ
しりとりキング
「連れてきた」
「おお、ほんまやったろ?ピッフィーはしりとりほんまに強いねん」
ピッフィー
「げっ!!」
たくっちスノー
「え?女の人?‥‥‥しかも、熟してる!!」
ピッフィー
「嘘やろ!?なんでお前がここにおんねん!!」
たくっちスノー
「あ?え?星谷こいつ知り合い」
「あほぉ!!」ガスッ
ピッフィー
「ぶへぇ!!」
「実の母親にお前たぁどういうことやねん!!」
ピッフィー
「もう暫く会ってないやつが何言っとるねん!年取らんだけでワイらウン年は会ってへんで!!」
たくっちスノー
「まぁそこはメタ的な‥‥‥‥て、母親?」
ピッフィー
「ああ‥‥‥まだ皆には話とらんかったけどな‥‥‥‥」
ピッフィー
「ワイの母親(ママン)‥‥‥‥トラディ・ツィオーネ・星谷や」
トラディ
「やで」
たくっちスノー
「え‥‥‥と言うとこの人が!?ドイツ人の母親!?」
たくっちスノー
(日本人顔じゃねーか!!)
たくっちスノー
「‥‥‥‥アニメのお母さんキャラって大抵美人だけど、この人もそうだな」
トラディ
「なんや?こいつ」
ピッフィー
「なんか‥‥‥ワイの付き添いのアホや」
たくっちスノー
「説明軽すぎんだろ」
ピッフィー
「事実やん」
しりとりキング
「もういいか?」
ピッフィー
「あ、すまへん‥‥‥‥最初に聞いておきたいんやけど、貴方‥‥‥うちの母とどんな関係なんや」
トラディ
「ママンと言わんかい!」
ピッフィー
「ワイを幾つやと思ってんねん!もう20代やぞ!!」
たくっちスノー
「あ、もしかして愛z」
トラディ
「あ゙あ゙?てめぇやんのかぶち殺すぞわれ!!」
たくっちスノー
「怖っ、すみません肌荒れしますよ」
トラディ
「うりゃあああ!!」
たくっちスノー
「げふっ!!」
ピッフィー
「あー‥‥‥だから知られたくなかったんや」
>>
たくっちスノー
(おいピッフィー!!どうなってんだお前の母親!!)
たくっちスノー
(ドイツ人の母って嘘なんだろ!?どう見ても日本人の顔だしペラペラだし!)
ピッフィー
(せ‥‥‥せやねん、あの人若い頃相当ツッパってたらしくってな、その時に勢いでドイツ人と結婚したらしいんや)
ピッフィー
(で、親父の推薦で自分が日本人ってことにしておこうって‥‥‥‥)
たくっちスノー
(どうしてそんな流れに?)
ピッフィー
(ドイツにいるってことにして、あまり知られないように)
たくっちスノー
(旦那さんも大変だな‥‥‥どこまで緑の紙進んでんの?)
ピッフィー
(いや、ワイも信じられんけど結構ラブラブらしいんや‥‥‥)
トラディ
「アンタに会わない間に弟二人出来たで」
ピッフィー
「聞いとったんかいーーーー!!てかんなこと聞きたくないわーーー!!!」
トラディ
「で?これどないなことか説明してみぃ」
ピッフィー
「ああ、実はな‥‥‥‥‥」
ーーーーーーーーーーーー
トラディ
「要するにこいつが悪いんか」
ピッフィー
「せやでこいつが悪い」
トラディ
「オラァ!!はぁ食いしばれ!!そんなガキは修正してやる!!」
たくっちスノー
「これが熟女か‥‥‥‥」ポロリ
ピッフィー
「で?結局母さんはこのしりとりキングさんとどんな関係やねん」
トラディ
「いや、久しぶりに日本に帰ってきたらこの通りさ」
ピッフィー
「日本にって‥‥‥ここ九州やぞ、実家から遠く離れてるやん」
トラディ
「そりゃ船で来たからねぇ、ぎゅうぎゅう詰で」
たくっちスノー
(こいつさてはドラム缶の中から超えてきたんじゃねぇだろうな)
トラディ
「で、いざ来てみればしりとりで何もかも決めるってんで」
ピッフィー
「やったんか?しりとり」
トラディ
「いや、あたしの暴力(とくぎ)で黙らせた」
ピッフィー
「いい歳してんのにヤンキーの癖抜け切れてないのどうかと思うで」
しりとりキング
「俺も鉄パイプで滅多打ちにされてな‥‥‥覆面の下は結構グロテスクなんだ」
ピッフィー
「覆面付けてたのってそういう理由かい!」
>>
たくっちスノー
「大丈夫?お前DVとかされてない?」
ピッフィー
「だ、大丈夫や‥‥‥昔から家族にだけは暴力振るわん人らしかったな」
たくっちスノー
「‥‥‥‥リアルワールドどうなってんの?」
トラディ
「で?これからどうする気だい?」
ピッフィー
「どうするやって?ニポンを元に戻すに決まっとるやろ!」
たくっちスノー
「時空犯罪者の仕業であることは確かなんだけどさ‥‥‥‥キングなら何か知ってると思ってここまで来たんだ」
しりとりキング
「そうか‥‥‥‥」
ピッフィー
「なんかさ、しりとりで全てが決まる世界になったら得をするような奴らって知らへんか?」
しりとりキング
「しりとりが決まる世界で得をするような連中‥‥‥‥か」
しりとりキング
「思い当たるものはいくつかあるが、例えば‥‥‥‥」
トラディ
「待ちなァ、ピッフィー」
トラディ
「この世界はじゃんけんで勝負を決めるんやろ?だったらあたしとやりな」
たくっちスノー
「は!?」
トラディ
「日本を変えちまうんやろ?あたしやって昔は同じようなことしたさ」
トラディ
「打倒!!d」
たくっちスノー
「ゲッターの隼人ネタは今の時代だとまずいんだよ!!」
ピッフィー
「ふーん‥‥‥母さんしりとり出来んの?」
トラディ
「あんな遊び、出来ない奴の方が珍しいやろ」
ピッフィー
「まぁ最もやな、ほなやったろ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トラディ
「しりとりって普通りから始まっとるけど、ここはあえてしから始めるで」
ピッフィー
「じゃ、しかばねで」
トラディ
「ねこ」
ピッフィー
「コアラ」
トラディ
「なんやねんそのやる気のなさは!もっと真面目にやらんかい!」
ピッフィー
「だってこれ、しりとりバトルやないんやろ?」
ピッフィー
「だったらメジャー所を先に潰して長期戦に出来ないようにするんや」
ピッフィー
「アマチュアは大体これで逝くで」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥お前割とガチだな?」
ピッフィー
「ここまでやると友達減りそうやから普段はやっとらんのや」
>>
トラディ
「でぇ?ら、やろ?」
トラディ
「ライオン・キング」
ピッフィー
「グランドスラム」
トラディ
「無人島」
ピッフィー
「うなぎ」
トラディ
「ギロチンの刑おっとスキあり!!」ブンッ!!
ピッフィー
「は!?い、い、稲妻!!」
トラディ
「マーシャルアーツ!!くらえ!!」
ピッフィー
「いや‥‥‥‥くらえじゃないが!!何しとんねんババア!!」
トラディ
「隙だらけなんや!しりとりに夢中になってたら、あたしみたいなのに足元すくわれるで」
しりとりキング
「あの人はああやって俺のところに来たんだ‥‥‥‥」
たくっちスノー
「よく捕まんねーなあの人‥‥‥‥まあ、パワー系は助かるけど」
ピッフィー
「‥‥‥‥‥‥つ、つうきこう」
トラディ
「ウーラシール!!」
ピッフィー
「瑠璃!!」
トラディ
「りり」
ピッフィー
「りり!?」
トラディ
「FCゴーストバスターズのパスワードや」
ピッフィー
「なんでもありやないか!!」
トラディ
「なんでもありや!それがあたしや!文句あるなら倒してみるんやな!!」
ピッフィー
「‥‥‥‥‥‥‥ああ、分かったで‥‥‥‥そこまで言うなら本気でやったるわ‥‥‥‥‥ 」
たくっちスノー
「おいこら!!一応その人一般じ」
ピッフィー
「流星ッッッッ!!!!!」
トラディ
「ぐっ‥‥‥‥‥!!」
ズドォォォォン!!!
しりとりキング
「」
ピッフィー
「ふう‥‥‥‥」
しりとりキング
「彼‥‥‥‥今、世界揺るがすほどの一撃を」
ピッフィー
「時空犯罪者仕留めるんならこれだけでも充分や」
たくっちスノー
「実の母やぞ!!」
ピッフィー
「知らんわ、親父には悪いがワイは縁切ったつもりで一人暮らし始めたんや」
「い‥‥‥‥‥」
ピッフィー
「ん?」
トラディ
「イキってんちゃうぞこの糞餓鬼めがぁ!!!」
ゴッ!!
たくっちスノー
「流星耐えやがったあの姉さん!!パネェ!!」
ピッフィー
「あ‥‥‥‥‥」
ピッフィー
「頭イカれとるんちゃうかこのババア!!!!」ゴッ!!
たくっちスノー
「2発目!?」
>>
トラディ
「アンタはいつからこんな生意気になった!!」
ピッフィー
「誕生日も覚えられん親に育てられたせいでこうなった!」
たくっちスノー
「すげぇ!喧嘩しながらしりとり進めてる!!」
しりとりキング
「‥‥‥‥‥何この親子」
たくっちスノー
「ていうかやめろピッフィー!!お前がガチでやると街が壊れる!!」
トラディ
「このアホガキが!歯ァ食いしばれ!!修正してやる!!」
たくっちスノー
「いい加減にしろつってんだろしりとりハリケーン発動!!」
トラディ
「えっ」
たくっちスノー
「江口拓也!!」
トラディ
「ぎゃああああああああああ」バリィ!!
たくっちスノー
「ダイヤモンドハンマー!!」
ピッフィー
「なんでわいは普通に殴るんや!!」
たくっちスノー
「さっきのお返しだ!!」
‥‥‥‥‥
たくっちスノー
「落ち着いた?ここ一応俺の世界だからね、荒らすのはやめようね」
ピッフィー
「すまんて‥‥‥‥」
トラディ
「‥‥‥‥‥‥で?」
たくっちスノー
「改めて、この世界で1番得してる奴を教えてくれ、しりとりキング」
しりとりキング
「ふむ‥‥‥その前に」
しりとりキング
「しりとりキングはなんかダサいから本名名乗っていいかい、大倉十助だ」
大倉
「改めてこの世界で1番得してる組織、それは間違いなく【アンダーワード】だろう」
たくっちスノー
「アンダーワード?」
大倉
「文字こそが世界の全て、を掲げるテロ組織のことだ」
ピッフィー
「テロ組織!?」
大倉
「ああ、この世界に来て長くはないが銀行強盗をしている姿もあった」
たくっちスノー
「はぁ!?ちょっそれ、警察は何してんの!?」
大倉
「‥‥‥‥警察にしりとりで勝てば無罪放免になるらしい」
たくっちスノー
「マジでいかれてんな‥‥‥」
ピッフィー
「いかにも時空犯罪者って野郎やんけ‥‥‥」
トラディ
「だったら、早めに行動しておいた方がええんちゃうか」
トラディ
「アンダーワードって確かドイツでも活動してるで」
ピッフィー
「え!?」
トラディ
「というか、世界中がそんなことになっとる」
ピッフィー
「は!?」
END