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スマブラ戦記 ~嗚呼任天堂よ永遠なれ~(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 55ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ スマブラ戦記シリーズ メイドウィン小説の原初
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*2*
~???~
「ん...ふうう。」
眠い...
「目が覚めたか」
「あれ?ここは...」
気が付くと、私は変なところにいた。
背中に柔らかい感触がある...
「俺も知らん、分かることと言えばここは雲の上だ。」
「雲の....ああ!本当だ!私、雲の上に乗ってる!」
私は立ち上がって地面を触る、白くて柔らかい...やっぱり雲だ。
「お前、この世界が何なのか知ってるか?」
「ふぇ?」
話しかけてきたのは、私よりずっと背の大きい男の人...
「私にもよく分かんないですけど...ここが雲の上ならたぶん、夢の中だと思います」
「ダメか、アテが外れた...」
「え?」
「あいにくだが、ここは夢じゃない、それだけは確かだ。」
「そうなんですか?」
「まあいい、ここは危険だから俺に付いてこい。」
「でも知らない人に着いていかないでってお母さんに...」
「...そういえばそうか、だがな、ここにはお前の親なんていない、お前の友達もいない、今のところ俺とお前しかいないんだ。」
「...うう。」
「まぁ、悪いようにはしない。」
「ウソつかない?」
「ウソつかない。」
...この人に着いていっていいのかな。
でも、一人は怖いし...
「わ、分かりました...あの、貴方のお名前は?」
「...ああ、悪いな、名前言うの忘れてたな」
「俺の名前は仁天正樹(にんてんまさき)だ、お前は?」
「私は、桜井彩月(さくらいさつき)、6歳です!」
「桜井...?」
彩月
「...えっと、仁天...さん?」
正樹
「...ああ、すまん、行くぞ彩月。」
「えっ、はい!」
私は仁天さんに着いていくことにした
....それにしても、仁天さん。
私の名字を聞いたとき、辛そうな顔をしてたけど、なんでだろ....?
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