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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 55ページ)
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*21*
ミニマリオ
「それにしてもコバルオンって奴はどこにいるんだ?」
『S...』
彩月
「んー?」
『smash...』
彩月
「何か聞こえない?」
正樹
「ん?」
『smash・brotherZ!』
ミニマリオ
「....なんだこの声?」
正樹
「マスター・サトルの言っていた捻れの元凶が...近くにいる?」
ピカチュウ
「そうなのかい!?」
正樹
「倒しに行くぞ!」
彩月
「え、コバルオンは?」
正樹
「元々の任務はこちらだ、優先するべきだろう」
ミニマリオ
「お、おう!なるべく急げよ!俺らはここで待ってるからさ!」
.....
???
「スマブラァ~ッ!!」キコキコキコ
彩月
「ゼンマイ巻いてる...」
正樹
「お前か、世界のねじれを引き起こした元凶とやらは」
???
「なんだぁ?オメェはよぉ...」
正樹
「任天堂戦士って言えば分かるか」
???
「....ああ~、遂に始まっちまったか、めんどくせ。」
正樹
「...何を言っている?捻れた者よ、この世界を元に戻せ」
???
「...あのさぁ!俺には桜井七夜(さくらいななや)っていう名前があるし、俺以外にも仲間はいるし、俺達の組織は【F.D.X】だ!ちなみにF.D.Xとは【ファンタジー・デストロイ・クロス】の略だ、覚えとけ!」
正樹
「ご丁寧に全て話してくれたな」
彩月
「ながーい」
正樹
「なら改めて七夜、お前、いやお前達は何故こんな事を?」
七夜
「はぁ!?何故お前達なんかに教えてやらなきゃなんねぇ!!特に任天正樹!テメーは俺達がソンケーするスマブラ様が大嫌れぇなヤローだ、ぜってぇ教えねぇ!」
正樹
「....それなら、消す!」
彩月
「理由聞かなくていいの?」
正樹
「悪役の話す理由なんてものは忘れてもいいくだらない物が大半だ。」
彩月
「ふーん...」
正樹
「彩月、下がってろ、こいつは俺一人でやる。」
彩月
「わかった」
七夜
「やってみやがれ...俺だって死にたくねぇんだ!!」
~ここから正樹視点~
【F.D.Xの幹部】
桜井七夜
七夜
「死ねぇぇぇ!!!」
正樹
「『ポリスピナー』召喚!」
『ヒット&アウェイ 』
双刃のエクスブレードを装備した高機動ジャイロマシーン。
俊敏な運動能力が特徴であり
1ターン中に、2回行動することが出来る。
ヒットアンドアウェイの攻撃は、驚く程の戦果を上げることだろう。
正樹
「二回攻撃で引き裂いてやる!!」
ギャッ...ポリスピナーの刃が七夜の体を傷付ける、どういうわけか血は出ない。
七夜
「ざけんなよォ!!」
七夜はさっき巻いていたゼンマイを抜くと、オモチャがどんどん大きくなっていく
七夜
「この世界のゼンマイは特別でなぁ!巻くとでかくなる奴もあるのさ!」
正樹
「またご丁寧に説明を!」
くっ...巨大オモチャの方もどうにかしなくては...
正樹
「『ガンタス』召喚!」
『生ける重戦車』
バズーカランチャーを装備したガンタスは、
チタン合金で覆われた機械生命体である。
重量があるので動けないだろう
と侮っていると突然
遠距離から強襲されてしまうのだ
正樹
「ガンタスのバズーカ砲で追撃だ!」
ガンタス
「グアア!」ボーン!
七夜
「テメェ..きたねぇぞ!!」
どうとでも言え、お前達を倒せば全て終わるんだ。
どんなに大きくても結局オモチャ、バズーカ砲には敵わない、おもちゃは粉々になった
正樹
「もう終わりか?」
七夜
「ま、まだ...まだやれるぞオラァ!!」
正樹
「ポリスピナー」
七夜
「ウグェアアアアアッ!!」
死なない程度に傷付けはした....
相変わらず血は流れないが、これだけやれば動かないだろう。
正樹
「俺の勝ちだ。」
七夜
「ち、チクショウ...体が動かねぇ...」
正樹
「俺は容赦しないタイプでな、最期に言い残す事はあるか?」
七夜
「そうだな...俺だけ倒しても無駄なんだよ。」
正樹
「なに?」
七夜
「F.D.Xには俺の他に6人の幹部が存在して、しかもボスはめっちゃつええんだよ、スマブラ愛が一番高いからな、だから任天堂戦士ごときには、ぜってぇ、ぜってぇ....負けねぇ!!」
正樹
「そうか、それならどんなに任天堂戦士が敗れようと、俺にだけは敵わない、何故なら俺はスマブラが大嫌いだからだ。」
七夜
「そうかい...じゃ、もう一個だけ言い遺すか....」
『お前らは任天堂世界の事をなーんにも分かっちゃいねぇよ、桜井彩月も、テメーもな....じゃ...また...な...』
そういって七夜は灰になった。
これでひとまず話が進むか。
....それにしても、七夜の最期の言葉、どういうことだ?
...はやく彩月のところに戻ろう