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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 55ページ)
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*8*
正樹
「...ここが玩具の町か」
たくさんのおもちゃでいっぱい...
彩月
「ここのポケモンのおもちゃは、皆ねじで動いているの」
正樹
「ねじ?...ああ、ゼンマイの事か」
ピカチュウ
「ピッピカチュウ!」
正樹
「このピカチュウのおもちゃも、よくできてるな」
彩月
「ねー」
ピカチュウ
「ノースタウンようこそ、何もないところですがゆっくりしていってください」
正樹
「こいつ喋るのか!?」
ピカチュウ
「まぁ、あくまでピカチュウのおもちゃだし...」
彩月
「そういえばスーパーポケモンスクランブルのおもちゃは皆喋れるんだった」
正樹
「それを先に言ってくれ...」
ピカチュウ
「...はぁ。」
彩月
「どうかしたの?」
ピカチュウ
「こんなことを旅の方に話してもしょうがないけど...噴水を見て」
正樹
「....あれは」
噴水には、水が出てない
前にお母さんと見た噴水は、水がばーって出ていたのに...
正樹
「水の量が少ないな」
ピカチュウ
「あの水は【ひかりのしずく】と呼ばれるもので、僕たちのエネルギー源でもある」
ピカチュウ
「それを、他のおもちゃ達が奪っていったんだ....このままじゃ僕らは戦えなくなってしまう」
正樹
「戦う?」
ピカチュウ
「最近は僕らポケモンの玩具の他に、見たことのない奴等まで現れて...同じくゼンマイ仕掛けのおもちゃ、毛糸で出来た怪物...」
ピカチュウ
「よく分からないんだけど、世界のねじれだとかが原因で...」
ピカチュウ
「それに対抗していきたいのに、ひかりのしずくが無いと...」
彩月
「....」
正樹
「....よし、俺達がどうにかしよう」
ピカチュウ
「え!?」
正樹
「俺達は任天堂戦士、この状況を打破する為に現実世界から呼び出された。」
ピカチュウ
「君が、あの任天堂戦士...まさか本当に現れるなんて。」
彩月
「ぴかちゅうも大好きだから助けてあげたい!」
ピカチュウ
「ありがとう...」
正樹
「それで、その【ひかりのしずく】とやらを根こそぎ奪っていった奴等は何者か知っているか?」
ピカチュウ
「ああ、『コバルオン』っていうポケモンさ。」
彩月
「伝説のポケモン。」
正樹
「伝説か、手強そうだな...」
ピカチュウ
「でもコバルオンは伝承によると、ポケモン達を助ける正義のポケモンだったはずだ、なんで僕達が危なくなるような真似をするんだろ...」
正樹
「...どうにかひっかかるが、コバルオンに会えば分かることだ。」
彩月
「どこにいるの?」
ピカチュウ
「案内するよ、ついてきて」
....
「ほう、こいつはまたおもろそうな事件やな」
「ワイもあいつらとは違うところから探ってみるとするかいな」