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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 44ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 逃走中 魔石商編 MM○○中
*31*
カーム
「はー………疲れた、これ本当に消えんのか?」
カームの番が終わり、 即座に何も言わずマールが飛び出して強く息を吹き出す………
カーム
「おー、やっぱマールがやると早く消えていくな」
マール
「………すごい?」
レオン
「何だこの程度………次は俺だ!変われ!!」
たくっちスノー
「やっぱ俺は善よりヘイト役が1番向いてるわ」
ミシェル
「………こんなこと毎日やってるの?」
たくっちスノー
「まあな、ゲームには必要悪が必要なんだ、逃走者にとっての悪が俺だ」
雪
「………たった一つの悪事によって、何百の善が成し遂げられたなら、果たしてそれは悪だろうか?」
たくっちスノー
「はあ?」
雪
「僕が唯一知る『アブノーマリティ』の言葉さ」
たくっちスノー
「ああ、あいつか………別に俺はそんなんじゃねーよ、善の役割はお前だ」
たくっちスノー
「俺は悪という立場がお似合いなんだ、過去も、今も、これからもな」
雪
「………同じたくっちスノーなのに?」
たくっちスノー
「もうお前は【宅地雪】だ」
ミシェル
「………変な人たち」
たくっちスノーと雪が話しているうちに、導火線はあと少しというところまで縮みきっていた
スピードワゴン
「よォーし、ジョースターさんっ!!躊躇うことはねぇ!バースデーケーキのロウソクを吹き消すかのように盛大な始まりを見せてやってくれーーっ!!」
ジョナサン
「よし、行くよっ!」コオオオオオ
ジョナサン
「波紋!!」
ジョナサンは波紋が込められた息を流し込み、導火線の動きを促進させる
みるみる、みるみる導火線は動いていき………やがて爆弾………の、中に入っていた風船は吹っ飛び、潰れていく
【opening game clear】
たくっちスノー
「よし!」
ジョナサン
「それで、これを終わらせると?」
たくっちスノー
「1分間自由に逃げられる!」
カーム
「よし、コースを把握しておいた方がいいな、行くぞマール、レオン!」
マール
「うん」
レオン
「なんだよもうー!ほんとお前が居ると仕切りたがるから嫌なんだよね!」
たくっちスノー
「じゃあな、雪」
庵樹里華
「あ、そうそう言い忘れてた」
アンジェ
「またあなた?今度は何?」
庵樹里華
「今回のゲーム、逃走者としてアンジェが残ってクリアすれば生き残り逃走者に100万の他ボーナスで1億贈呈するわ」
逃走者全員
「!?」
アンジェ
「…………………はいいい!!?」
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真っ赤な愛に染められた大世界で、逃走者は少女を抱え世界を飛ぶ
今回の敵はハンターじゃない、世界だ
走れよ、彼方まで………だってこれは
【逃走中】