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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 44ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 逃走中 魔石商編 MM○○中
*34*
庵樹里華
「さぁ、あなたの頑張る姿を見せて………」
庵樹里華は指を鳴らして赤い渦から4体のハンターを呼び出す
今回の舞台は広い広い街、これでも少ないが最初はこれくらいがちょうどいいのかもしれない
ハンターは視聴者に配慮してかアンジェの服は着ていない………というか、たくっちスノーとクロノス社の手によってどうにかハンターだけは正常に投下させるように手配させたのだ
庵樹里華
「アンジェ、貴方を愛する人達があなたの敵よ」
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アンジェ一行は気を抜いたのか、近くの喫茶店で食事を取っていた
アンジェ
「ここのドーナッツ美味しいわね」
ベルント
「この喫茶店のメニュー、全部アンジェの好きなお菓子だ………徹底しすぎでしょ」
シンシア
「でもオムライスやスパゲティがないのね、お菓子とジュースだけ」
アンジェ
「なにそれ………変な店」
ベルント
「………ねぇアンジェ、分かる?」
アンジェ
「ええ………」
世界を見てからアンジェとベルントは周囲の気配を敏感に感じ取るようになっていた、一種の危機回避能力というやつなのか、それは分からない………だが、見られているという嫌な感覚がアンジェの体から離れなくなり、大好きなお菓子も喉を通らなくなってきた
アンジェ
「…………行きましょう、なんか気分が悪くなってきた」
ベルント
「そうだね、離れよう………」
シンシア
「………アンジェ!走って!」
アンジェ
「え、どうしたの!?」
シンシア
「いいから!ベルントは囮になって!!」
ベルント
「なってたまるか!!」
アンジェとベルントはシンシアに言われるがまま走り出す
振り向きたくはなかった、アンジェも薄々勘づいていた
追いかけているのは、ハンターではないと
「アンジェエエエエエエエ!!!!」
アンジェ
「いやー!!あたし食い逃げしちゃったじゃないの!!」
シンシア
「あれくらいわたくしのポケットマネーで払ってあげますわ!今は逃げることを優先するのです!」
アンジェ
「なんでこんなことにぃぃぃぃ!!」
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情報:【特殊ルール】
ゲームクリア時にアンジェが残っていれば賞金プラス1億円、しかしアンジェはハンターだけではなくこの世界の住民全てに追いかけられる、当然捕まったら確保扱い
ただしアンジェのみに限り確保後も檻に行くことで解放可能
この世界はアンジェの生き様がルールだ