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すとぷりとからぴちが逃走中の呪いにかかったらしい。
作者: 清原優桜華  (総ページ数: 17ページ)
関連タグ: すとぷり からぴち いれいす シェアハウス 逃走中 
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10~

*4*

会議室なう
ななもり視点
さとみ 何?朝っぱらから~
もふ 世間じゃもう昼だと思うけどな…
るぅと さとみくんにとっては朝なんですよね~
さとみ ぐ、う~←言い返せない
ジェル 昨日遅くまでゲームやってたのが悪いんよ?
ころん さとみくんぼろくそいわれてる(草)
えと でも私、昨日結構遅くまでゲームやってたけど眠くないなー
ゆあん えとさんは夜走りなれてるからじゃない?🏍
シヴァ 確かn…
えと 〇すよ?
るな wwwwwwwwww
どぬ まずい!逃げてー!
うり 悪ノリしてて草

なお兄が言っていたことは正論だ。下手にネットで知る前に、俺の口から話さなきゃいけない。

でも、いざみんなを前にしてみると話せなくなってしまった。
みんなが楽しそうにしていると、この笑顔を自分のせいで壊すのがいやなんだ。ふと、集まる直前になお兄が言ったことが頭をよぎった。
なおきり みんなは許してくんないかもしれないけど、それでもいいの?



あの問いに、 良くないという選択肢はなかった。
口調は優しいものだったけど、その瞳は「許してくれないかもしんないけど、逃げるな」
そう、言っていた。
俺は意を決して深く息を吸った。
ななもり じつは、俺は、……


みんなが、無邪気過ぎる瞳で俺を見ていた。


言わなきゃ、いけない。


ななもり 不倫していました。






その瞬間、みんなの瞳が悲しみの色に染まった。

沈黙が、重い。


莉犬視点
え…なーくんが不倫・・・?


嘘だ。絶対嘘だ。なーくんが、そんなことを、
するはずがない。
きっとこれは、悪い夢だ。
はやく、ゆめからさめないと。

そう思ったのを最後に、視界がぐるりと反転した。
ごん、という鈍い音がして、強い痛みが襲ってきた。


え…

痛いってことは、 本当なの…?
莉犬 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、…
るぅと 莉犬!
駆け寄ってきたるぅちゃんにぎゅっと抱きしめられる。
るぅと 僕は、どこにもいかないから。
ここにいるから。
るぅちゃんのむねはほんのりあったかくて、やっと、息ができた。


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