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失恋の木の下。シンデレラ 【参照1000超え感謝♪】
日時: 2016/07/07 19:49
名前: クラリネット (ID: 2aIbLYIF)

お久しぶりです。クラリネットです。
時間がないので人物紹介はまた次回。。。
とにかく「運命」をテーマとした恋愛ものです!

目次
プロローグ 「私の運命の人」>>02
第1話 「運命の始まり」>>03〜17
第3話 「変化」>>18〜27
第4話 「何角関係?」>>28〜

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Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.6 )
日時: 2015/08/03 10:58
名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)

風太郎side

朝練が終わって、教室に入って一番に気付いちゃった。
あ、今日数学でコンパス使うけど、忘れちゃったや。
ま、いいかぁ。幼馴染の梨哀かレンかちさとか誰かに借りよ。皆別のクラスだし。
廊下で走りながら向かう場所。2年7組。
僕は5組だから、正直隣クラスの仲のいい優太に借りた方が早いけど…
幼馴染で、僕の長年の片思いの相手、梨哀が居るから…
「梨哀〜。僕ね、コンパス…」
「忘れたんでしょう?ダメよ。そういうのは自己責任。反省しなさい」
ピシャリと梨哀らしい返答。相変わらずの無表情で。
でも、そうしっかりとした梨哀のこと、僕は好きなんだ。
その後、優太にもことわられ、僕の幼馴染の1人であるちさとに借りる事にした。
うん。やっぱりちさとは優しいなぁ。友達で本当によかったよ。
放課後、部活が終わり吹奏楽と変える時間がだいたい同じだから、ちさとにコンパスを返すことにした。
「ちーさーと!コンパス、ありがとね!バイバイ!!」
「うん…ふーたろが助かったなら、それでいいから…」
ちさとにもう一回お礼を言って、僕は校門を出てからスマホを見た。
レンからメールだ。どうしたんだろ。
そのメールの内容が、僕を絶望のどん底に叩き込み、運命の時までのカウントダウンを開始させるのだった。

Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.7 )
日時: 2015/08/03 12:32
名前: あると ◆9cjbSd9YrQ (ID: XetqwM7o)

はじめまして。読ませていただきました!
とても、人を惹きつける書き方をしていらっしゃるので、夢中になってしまいました笑
これからも、頑張ってください! 楽しみに待っております。

Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.8 )
日時: 2015/08/05 10:29
名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)

梨哀side

私は幼いころから感情を表に出すのが苦手で、なかなか友達が出来ずにいた。
そんな私に声を掛けてくれたのは、幼馴染のあの子たち。
今でもずっと一緒。本当に出会えてよかった。
とても優しくて、すごくいい子なちさと。
マイペースで、ムードメーカーのふーたろ。
そして、1番に話しかけてくれて、フレンドリーなレン。
レンは小6の時にアイドル事務所のオーディションに合格。
離れ離れになっちゃうの?って、4人で泣いたっけ。
結局、事務所が家に近いおかげで、引っ越さずに済んで、安心したのよね。
ちょっと会えない日が多くなったけど、レンはレンに変わりない。
そんなレンと私の関係が…違う。
私たち幼馴染4人の関係が大きく変わってしまう日がまさか…
今日だなんて思っても見なかった。
そんな運命の時は部活が終わってから5分後にやってくるのだった。

※あるとさーん!コメント本当に感謝します!!!
中々コメントが来ない私にとってすごく支えになりました!
ありがとうございます!

Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.9 )
日時: 2015/08/06 11:47
名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)

レンside

俺の大事な幼馴染の4人。
いつも一緒だった。一度だけ、離れ離れになったのかと思ったことあったけど。
でも、こうして仲のいい幼馴染でいる。俺はそれだけで十分だった。
「わ〜!あのレンって人、小6からアイドルやってるんでしょ!」
「まだ有名じゃないけど、これから有名になるかも…サイン貰っておこうかな?」
…うざい。正直、こういうの一番うざいんだよな。
芸能人だからと言って寄ってたかって。
まあ、芸能人がいるとざわつきたくなるのは分かる。
だけど、俺はCDも出した事のないような知名度すごく低いアイドルグループの一人だっつの。
そんな奴に、寄ってたかっても意味ねーだろ。
ったく、普通に接してくれるのは、芸能人に興味ねー奴と…
「レン、おはよう。今日も暖かくて過ごしやすいわね」
「おはよう…レン…昨日メールありがとう…」
「助けてレン〜!僕、間違えて賞味期限2日過ぎたクッキー食べちゃった!」
「梨哀、ちさと、ふーたろおはよう。あとふーたろ、賞味期限なら死なねえから安心しろ」
俺の大事な幼馴染の…この3人ぐらいだな。

放課後、俺は部活帰りのタイミングを計って梨哀にメールを送った。
数分後、梨哀からメールが返ってきた。
『うん。私も嬉しい。でも、あの二人に内緒にするのはよくないわ。だから、ふーたろとちさとだけ、報告しましょう』
「OK…と」
俺は幸せに包まれながらちさととふーたろに一斉メールを送った。
『2人に報告!俺と梨哀、付き合うことになった。でも、遠慮せずに今での関係を続けような!』

Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.10 )
日時: 2015/08/07 12:59
名前: クラリネット (ID: BdV4ihXT)

ちさとside

今日はちょっぴり、嬉しい事がありました。。。
私の幼馴染であり、私の長年の片思いの相手のふーたろが…
「ちさとー!ヘルプ!コンパス貸して!」
今日は幸い、数学無いけどコンパスを持ってきてたのです。
「うん。いいよ…明日までに返してくれればいいから…」
「分かった!ありがとう!」
3歳の時、最初に大人しくて、人見知りの私に声を掛けてくれたふーたろ。
ふーたろのお陰で、梨哀やレンというとても素敵な友達ができた。
そんなふーたろは、私の友達第1号であり、私の初恋の相手。
優しくて、みんなに平等で、すごくおもしろい。
この恋が叶わなくたって、4人一緒にいる事が出来れば、私はそれだけでよかった。
梨哀は、しっかりしていてお姉さんみたい。
レンだって、すごく話しかけやすく、いい相談相手になってくれたりもした。
3人とも、本当に大好きなんだよ。

放課後、吹奏楽部で仲良くなった美華奈ちゃんと返ろうとした時。
ふーたろがコンパスを返しに来た。
そういうちょっとしたことでも、すごく嬉しかった。
校門を出てちょっとしたら、私のスマホの着信音が鳴った。
「ごめん美華奈ちゃん、メール来てたからちょっとストップしてもいい?」
「いいけど…ってあっ!私、音楽室に楽譜忘れたから、ここで待ち合わせよ?」
「うん…じゃあ」
私はフェンスにもたれてメールを見た。
そこに書いてあった驚きの事実が、まさか…
私たち4人どころか…

美華奈ちゃんも巻き込むような事になるなんて。


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