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失恋の木の下。シンデレラ 【参照1000超え感謝♪】
日時: 2016/07/07 19:49
名前: クラリネット (ID: 2aIbLYIF)

お久しぶりです。クラリネットです。
時間がないので人物紹介はまた次回。。。
とにかく「運命」をテーマとした恋愛ものです!

目次
プロローグ 「私の運命の人」>>02
第1話 「運命の始まり」>>03〜17
第3話 「変化」>>18〜27
第4話 「何角関係?」>>28〜

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Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照200超え感謝♪】 ( No.26 )
日時: 2015/10/05 08:07
名前: クラリネット (ID: Djfn6fKO)

ふーたろは私を背中に乗せたまま、少しだけ前に進んだ。
「美華奈、家どこか案内してくれる?」
「ふー…たろ…優太の家…知ってる?…」
それを知ってたら、すごく楽かと…
「ああ、うん!知ってるよ!勇太の家の近くなの?」
「うん…隣なの…」
ふーたろが優太の家、知ってたおかげで早く家に着いた。
すごく暖かいふーたろの背中で…
ふーたろ、決して怪しい奴じゃないじゃん。
むしろ、すごくすごく優しい奴じゃん…
「一人で家、上がれる?」
「ううん…私の部屋まで…連れてって?」
私ったら、あんまり人に甘えるべきじゃないって、誰よりも知ってるはずなのに…
ふーたろには甘えちゃう。甘えてるのはふーたろの筈なのに。
甘えちゃだめ…甘えちゃだめだよ…
でも…もう我慢できない…我儘になっちゃう。
ごめんなさい…今日だけ。今日だけ我儘になっちゃダメかな?
ふーたろは、私の部屋まで連れて、私はベットに自力で入る。
「じゃあ、僕はお暇するね?お大事に。バイバイ!」
「お…ねがい!…帰らないで!…お願い…だからっ!」
今日だけ、ふーたろに甘えてもいいですか。

Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照200超え感謝♪】 ( No.27 )
日時: 2015/12/16 16:15
名前: クラリネット (ID: bugaeePM)

風太郎side

美華奈の部屋を出て行こうとしたら、美華奈が僕を呼び止めた。
それは、いつもの強がりな美華奈の声じゃないようだった。
「寂しいの…だか…ら…もう少しだけ、ここにいて?」
う〜ん…今日は特に予定ないから、大丈夫かな。
僕はまた美華奈のもとへ戻る。
美華奈の方を見ると、その頬には涙が伝っていた。
僕が戻ってきて安心したのか、美華奈はふぅっと息を吐いた。
「私、あまり両親がね…帰ってこない…の…
すご…く…すごく寂しかった…んだ…よ?
でも…甘えちゃ…だめ…なの…迷惑…かけちゃうから…
優…太にも…今更…甘える事なんて…だから…寂しくて…寂しいよぉ…」
美華奈はぽろぽろと涙を流し、布団を力ない手でギュっと握りしめていた。
僕は、美華奈の頭をなでる。
「そっか…寂しかったんだね。僕でよかったら、少し甘えても…いいよ?」
美華奈はその後、別人のように僕に抱き着き泣いていた。
風邪が治った2日後、しばらく気まずくなって口を利いてくれなかったけど。
僕、友達の役に立ててよかった〜。
その出来事で、僕と美華奈の関係が少しずつ変わっていった。

Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照200超え感謝♪】 ( No.28 )
日時: 2015/10/07 08:05
名前: クラリネット (ID: Djfn6fKO)

美華奈side

いくら弱っていたからと言っても、あれは流石にまずかった。
単なる友達にに抱き着いて泣く。とんだ失態だッ!
あいつ…ふーたろには2日前の出来事には感謝している。
でも、あれはない。私ったら、何やらかしてんのよ…
恥ずかしくて顔もロクに合わせれないじゃない…
まあ昨日、我に返って謝罪のメールを送らしてもらったけど。
でも…ありがとね。ふーたろ。ちょっとだけ楽になったよ。

今日は7月14日。もうすぐ夏休み。
部活で先輩もそろそろ引退。寂しくなるわね。
ふーたろとの例の件はまあ水に流すことはできた。
優太への想いは…まだ消えない。
まだ辛いよ…でも、想っているだけならいいよね…

Re: 失恋の木の下。シンデレラ 【参照200超え感謝♪】 ( No.29 )
日時: 2015/10/19 08:09
名前: クラリネット (ID: V.0hQJQJ)

風太郎side

「あ、ふーたろ。お前中体連ベンチな」
「あうう…わかってます先輩ぃ…」
今年は3年生が8人しかいないから、出れると思ったんだけどなぁ。試合。
まあ、僕ら2年は26人も部員がいるもんな。仕方ないか。
でも、優太は出るんだよぉ…中体連。僕、へたくそなんだね…あはは…

『美華奈聞いてよ!中体連優太出れたのに、僕出れなかった!悔しい!』
僕は家に帰って速攻僕の幼馴染と、美華奈にメールで愚痴を言っていた。
『仕方ないわよ。へたくそなんだから。安心して。私も、ちさとちゃん出れるのに、私はコンクール出れなかったから』
『へえ…僕たちと似た者同士だね!…なんちゃって』
『ったく…あんたと一緒にしないでよね。なんか凹むから』
『それ、どういうこと!?それこそ僕、凹むんだけど!!!!』
僕は気付いた。幼馴染からのメールの返信来てるのに、美華奈とずっとやりとりしていること。
相当僕は、この友人が気に入ったみたいだ。
結局、僕らは30分もの間、ずっとメールでやり取りしていた。
そんな、夏休み1日前の放課後でした。

失恋の木の下。シンデレラ 【参照200超え感謝♪】 ( No.30 )
日時: 2015/10/19 19:19
名前: ギューバッド (ID: bSLQhqZo)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

おもしろい!頑張ってください!!


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