コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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いつか、きっと。
日時: 2015/12/29 23:52
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

どうも、湯桁のろまと申します。

いや、今日も寒いですね(><)
そして今年も残り僅かで終わりますね・・・早いものです。

さて、今回から新しい小説を書いていこうかなと思い、悩んだ末に至った結論が、「よし、恋愛系にしよう!」というw

実は私、恋愛系を書くの初めてに等しいといっても過言ではないんです汗
ですので、元々文才も全く皆無な私が今やろうとしている事は完全自爆行為ですw
どうかあまり期待しないでやって下さい(元からお前に期待なんかしてねぇよ)・・・ごもっとも▽・x・▽

・・・コメント、是非、是非是非z・・・オッォお待ちしておりやす←



   |x・))) 

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Re: いつか、きっと。 ( No.13 )
日時: 2016/01/01 00:50
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

姶良様

遅くなりました!コメント、ありがとうございました!そして、こんなお話に目を通して下さり、とっても光栄です!!ちまちまと更新していきますので、どうぞこれからも宜しくお願いします(*^^*)

最後に、
新年、あけましておめでとうございます。
今年も姶良さんにとって良き一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。                                            

Re: いつか、きっと。 ( No.14 )
日時: 2016/01/01 20:45
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 今朝の人だ・・・。
 本当に、同じクラスだったんだ。
 ていうか、席が隣って!
 近い!
 距離が近いよ!
 柚葉は何故か緊張していた。
 そんな柚葉の視線に気づいた彼は、あの爽やかな笑顔で笑った。

 「席隣だね。よろしく」

 柚葉は「よ、よろしく・・・」

 とだけ返した。
 (やだ、何こんなにドキドキなんかしちゃってるの・・・?)
 柚葉は彼に意識している事を認めたくなくて、必死に否定した。
 ーー違う、違うもん・・・!
 好きとか、そんなんじゃないし!
 でも・・・。



 でも・・・ーー。





 これは、知れるチャンスなのかもしれない・・・!

Re: いつか、きっと。 ( No.15 )
日時: 2016/01/05 21:44
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 朝のHRが終わり、トイレ休憩の時間の後、早速自己紹介が行われた。どうやら順番は、出席番号順らしい。
 人前で話すという不慣れな行為を苦手としている柚葉にとって、自己紹介という自己アピールは心底憂鬱な出来事だった。しかし、今回ばかりは少し違った。何といっても、これはチャンスなのだ。隣の彼を知れる大きな機会。柚葉は、緊張感よりもそちらの感情の方が大きかった。
 担任の話によると、どうやら自己紹介で最低限言わなければならない要項は、このようなものだった。

 1.名前
2.出席番号
3.前クラス及び出身中学校
4.部活動
5.趣味や、得意科目など
6.簡単な自己PR


 黒板にスラスラと書き出されたその項目に、柚葉はため息をつく。
 (やっば緊張してきた・・・)
 彼を知れる事は嬉しいが、知れると同時にまた彼もこちらの事を知る、という事になるのだ。最初の、第一印象は非常に大事だ。これで全てが決まってしまうと言う訳ではないのだが、この先彼といかに自然に距離を縮められるかが大きく左右される。好印象を持たれた方が、相手もこちらに興味を持ってくれるかもしれない。

Re: いつか、きっと。 ( No.16 )
日時: 2016/01/05 22:22
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 自分の身よりも、いかに相手にどう良く見せられるかを無意識に考えてしまうという事は、やはり私は彼の事をすでに好きになってしまっているのだろうか。
 ふとそんな疑問が頭をよぎる。
 しかし、少なくとも意識はしてしまっているのだろうな。

 そんな事を考えている間に、自己紹介は始まった。




 出席番号は男子、女子という順番で、当然男子から始まった訳だが、恐らく始まって数十分経つか経たないかといった頃だろうか。
 遂に、彼が立ち上がる。
 クラス全体の視線が一気にそちらへ集中した。
 目にかかるサラサラの前髪を、一度だけサッと頭を右へと揺らし髪をどけたかと思うと、彼はいつもの笑顔で口を開いた。

 「桜坂深雪です。出席番号7番、北海道にある中学から来ました。部活は、バスケ部で趣味はバスケと歌を聞くことで、まぁ、これから宜しくお願いします。あと俺、犬がすげー好きだから、よろしく!」

 最後のコメントにどっと笑いが起こる。
 彼ーー桜坂君の爽やかに話す姿にクラスの女子同様、柚葉までもが釘付けになっていた。

 ーー桜坂深雪君・・・ 

 柚葉は静かに心の中で、そう呟いていた。




Re: いつか、きっと。 ( No.17 )
日時: 2016/01/06 00:47
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

03.視線

 そしてしばらくして柚葉の番になり、緊張しつつも無事に終える事が出来た。



 やがて全員の自己紹介が終わると、プリントや新しく使う教科書等の配布物を担任が生徒全員に配り終えた後、挨拶をしてチャイムと共に下校となった。

 「帰ろっ!」

 柚葉は雪乃にそういわれると、鞄を肩に掛けながら頷いた。
 ちらと隣を見ると、すでに鞄は無く、帰った事が誰の目にも分かるような状態だった。
 (帰っちゃったか・・・)
 柚葉は少しだけ肩を落とした。「また明日」ぐらいの挨拶は言いたかったなと今更ながらに落胆する。
 ・・・また明日言おう。
 そんな風に、思った。



 「いーなぁー!」

 帰り道、雪乃は「羨ましい!」と横目で柚葉を見ながら言った。

 「あの桜坂くんと隣同士なんて、柚葉はどんな強運の持ち主よ!?」

 柚葉は、何となく怒られている様な気分になり、つい謝ってしまう。

 「ごめんて」
 「別に謝らなくていいけど。はぁ、ホント羨ましすぎる!」
 「雪乃、もしかして桜坂君の事・・・好きなの?」

 つい、こんな事をきいてしまった。
 突然の問いに、雪乃は目を丸くさせる。

 


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