コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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いつか、きっと。
日時: 2015/12/29 23:52
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

どうも、湯桁のろまと申します。

いや、今日も寒いですね(><)
そして今年も残り僅かで終わりますね・・・早いものです。

さて、今回から新しい小説を書いていこうかなと思い、悩んだ末に至った結論が、「よし、恋愛系にしよう!」というw

実は私、恋愛系を書くの初めてに等しいといっても過言ではないんです汗
ですので、元々文才も全く皆無な私が今やろうとしている事は完全自爆行為ですw
どうかあまり期待しないでやって下さい(元からお前に期待なんかしてねぇよ)・・・ごもっとも▽・x・▽

・・・コメント、是非、是非是非z・・・オッォお待ちしておりやす←



   |x・))) 

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Re: いつか、きっと。 ( No.8 )
日時: 2015/12/31 11:51
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

02.知りたい

 二年B組の教室は、先ほど自分が説明した通りの場所にあった。
 教室内は、当然の事ながら、緊張感が漂っている中喜びや落胆の声が廊下まで聞こえてくる。柚葉は緊張しつつ、最初の一歩を教室内へと踏み入れた。入った途端、先ほど廊下にいた時よりも一層とざわつきが大きくなるのを感じられた。
 そして、黒板に貼られている一枚の紙を、大きな人だかりの後ろから、背伸びをしながら覗きみる。そこには、一人一人の座席が記されていた。

 「ゆーずはっ!」

 「ひゃっ!?」

 突如抱きつかれ、驚きのあまりこの世のものとは思えない声が漏れた。

 「相変わらず酷い声ね・・・」
 「だっ誰のせいだとおもってるんですか!」

 柚葉は顔を赤らめながら抗議する。

 「まぁまぁ。そんな事より!私たち、席前後よ」

 柚葉の友人、追風雪乃は嬉しそうに窓側から二列目の一番後ろの席まで行き、「ここ!」と教えてくれた。黙って柚葉は着いていく。
 雪乃とは、高校に入って最初に出来た友達で、一年生の時に同じクラスだった。雪乃は非常に明るい性格で、驚くほどのポジティブ思考の持ち主。勉強は苦手としているが、運動神経抜群であり、

Re: いつか、きっと。 ( No.9 )
日時: 2015/12/31 21:12
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

陸上部に所属している。また、和を好む意外な一面もあり、茶道部もかけもちしている、かなりの趣味多彩な人である。また、身長は柚葉よりも高くスタイル抜群でさらさらの長い髪はポニーテールに。雪乃は柚葉にとって理想の女性像でもあった。
 雪乃は、柚葉の一つ前の席に鞄を置きながら、「そう言えば」と口を開いた。

 「うちのクラス、ヤバいらしいよ」
 「何が?」

 柚葉は、首を傾げた。

 「桜坂くんもこのクラスなんだって!」
 「桜坂くん?」

 聞いた事が有る様な、無い様な名前だ。考え込む柚葉を見た雪乃は、信じられないといった顔で柚葉を見る。

 「えっ、何、もしかしてあの桜坂君を知らないの!?」
 「た、多分・・・」

 雪乃の話によると、桜坂君という人は校内じゃイケメンで広く知られているという。さらに運動神経抜群な上に学力は常にベスト三位以内をキープ、女子にはかなりの人気があるらしい。

 「それにしても、柚葉なら桜坂君の事絶対知ってるかと思ってたんだけど。知らないなんて、意外過ぎ」
 「な、何で?」
 「だって、柚葉彼氏欲しそうだったから、そういう類の話には結構敏感なのかなって」

Re: いつか、きっと。 ( No.10 )
日時: 2015/12/31 22:06
名前: 姶良 (ID: z/mcMK1B)

拝読させていただきました。

うん。

なんかもう。

ドキドキ感がすごいです。

私はニヤニヤしながらiPadを見ていました。

頑張ってください!

Re: いつか、きっと。 ( No.11 )
日時: 2015/12/31 22:17
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  

 「そっ、そんなことは・・・」

 ・・・否定しきれない。
 少なくとも、彼氏が欲しいという点に置いては。

 やがて、担任が教室に入って来て、クラス全員が一斉に席に着いた。


































Re: いつか、きっと。 ( No.12 )
日時: 2015/12/31 22:50
名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)  




 「それじゃー、全員いるかな?早速HR始めるわよ・・・って、あれ?」

 担任は、柚葉の隣の席をみて「お休みかな?」と辺りを見渡す。クラス内が静かにざわついた。

 「もしかして、桜坂君じゃない?」

 前に座っていた雪乃が後ろを振り向き、こっそりと柚葉にそう言った。

 その瞬間。

 「すみません!」

 ガラッと教室のドアが開くと同時に、男子生徒の声が教室内に響き渡った。
 教室内にいる全ての人間の視線が、そこに集中する。

 「あっ・・・」

 私は目を見開いた。
 ーーあの人は・・・!

 「遅くなってすみません!トイレ行ってました!」

 そう言って、彼は、足早に、一番後ろの窓側の席、即ち柚葉の隣の席へと向かった。途中、何人かの男子に「寝坊かよ〜」「教室迷ったのか?」「どうせまたバスケでもやってたんだろ?」などと声を掛けられていた。彼はくしゃりと笑いながら軽い足どりで席へと辿り着く。

 「次から気をつけるようにね!」

 担任の注意に、彼は「はーい!」と返事をする。クラス内はどっと笑いが起こった。
 柚葉は、ちらっと彼を見た。
 ーーやっぱり、間違いない・・・。


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